広島市中区福屋の深い歴史を画像とともに紐解く
広島市中区に根差す老舗百貨店、福屋。その歴史は、広島の街とともに歩んできたものであり、多くの市民の記憶に深く刻まれています。ここでは、福屋の歩みを画像とともに詳しくご紹介します。
創業と広島初の百貨店
- 1929年(昭和4年)、福屋は広島県で初の百貨店として誕生しました。
- 八丁堀に建てられたその建物は、当時の広島では珍しい鉄筋コンクリート4階建ての近代的なものでした。
- 開店当日には多くの人々が詰めかけ、賑わいをみせた様子は、当時の広島の活気を物語っています。
被爆と復興
- 1945年(昭和20年)の原子爆弾投下により、福屋も大きな被害を受けました。
- しかし、福屋は諦めずに再建を進め、1948年には営業を再開しました。
- 被爆した外壁の一部は、現在も八丁堀本店で展示されており、当時の惨状を後世に伝えています。
広島とともに歩む
- 福屋は、戦後の広島の復興とともに発展し、市民の生活に根ざした百貨店として成長してきました。
- 広島駅前店をはじめ、市内各地に店舗を展開し、地域社会に貢献してきました。
福屋のシンボル
- 福屋の社章には、**「七宝つなぎ」と「三つ引き」**がデザインされています。
- 「七宝つなぎ」は、縁起の良い模様であり、「三つ引き」は広島の水都を象徴しています。
- 福屋の創業の精神と広島への想いが込められた社章です。
福屋のテーマソング「ララ福屋」
- 1969年に創業40周年を記念して制作された「ララ福屋」は、福屋のテーマソングとして親しまれています。
- 森山良子さんが歌うこの曲は、多くの広島市民に愛され、福屋を訪れるたびに耳にする方も多いでしょう。
まとめ
福屋の歴史は、広島の歴史そのものと言えるでしょう。被爆という大きな困難を乗り越え、広島の街とともに歩んできた福屋は、これからも市民に愛される百貨店であり続けることでしょう。