
コーラの中にメントスを入れると、一気に泡が噴き出す現象(通称:メントスガイザー)は、実は化学反応ではなく「物理現象」によるものなんです。
なぜあのような激しい反応が起きるのか、3つのステップで紐解いてみましょう。
1. 炭酸ガスの「出口」を探している
コーラの中には、大量の二酸化炭素(炭酸ガス)が溶け込んでいます。通常、このガスは少しずつ抜けていきますが、何かのきっかけ(核)があると、一気に泡になろうとする性質があります。
2. メントスの表面にある「無数の穴」
メントスの表面はツルツルしているように見えますが、ミクロの目で見ると、実は「粗造(そぞう)」といって、目に見えない無数の小さなデコボコや穴が開いています。 この無数の穴が、炭酸ガスが泡になるための「核(きっかけ)」として機能します。メントスがコーラに入った瞬間、この穴の一つひとつから一斉に泡が発生するため、爆発的な噴出が起きるのです。
3. メントスの成分と重さ
メントスに含まれる「アラビアガム」という成分が水の表面張力を弱め、泡をさらに作りやすくしています。また、メントスは重さがあるため、ボトルの底まで一気に沈んでいきます。底から上に向かって一気に泡が発生するため、コーラが押し出されるように噴き出すわけですね。
体の中で起きたらどうなる?(安全上の注意)
「メントスコーラ」を口の中で再現しようとするのは、非常に危険なので絶対にやめてくださいね。⚠️
もし胃の中でこの反応が起きると、体には以下のような深刻な影響が出る可能性があります。
1. 胃の急激な膨張 🎈
コーラなどの炭酸飲料を飲んだ直後にメントスを食べると、胃の中で一気に数リットル分もの炭酸ガスが発生します。胃は筋肉でできていて伸縮性がありますが、短時間にこれほどのガスが発生すると、許容量をはるかに超えて膨れ上がってしまいます。
2. 激しい嘔吐と粘膜へのダメージ 🤮
急激に増えたガスと液体を逃がそうとして、体は激しい嘔吐反応を起こします。この際、食道や喉の粘膜が強い圧力で傷ついたり、胃酸が逆流して炎症を起こしたりするリスクがあります。
3. 窒息や肺への流入のリスク 🫁
噴き出した液体が誤って気管に入ってしまうと、窒息の危険や、肺に液体が入ることで起きる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こす恐れがあります。
上記の通り、メントスを口に含んだ状態でコーラなどの炭酸飲料を飲むこと、またはその逆の行為は、重大な事故につながる恐れがあります。真似は絶対に行わないでください。


