イタリアの中にひっそりと佇む世界最古の共和国、サンマリノ共和国について教えますね。
イタリアの北東部に位置し、周囲をすべてイタリアに囲まれた「国の中にある国」ですが、レソトとはまた違った歴史的な情緒にあふれています。
1. 世界最古の共和国
サンマリノの最大の特徴は、その長い歴史です。
- 建国の起源: 4世紀初頭(西暦301年)、石工の聖マリヌスがキリスト教徒への迫害を逃れ、ティターノ山に立てこもったのが始まりとされています。
- 現存する最古の憲法: 1600年に制定された法体系を今も維持しており、世界最古の共和国として誇りを持っています。
2. 山頂にそびえる「3つの塔」
サンマリノのシンボルは、標高約750メートルのティターノ山の山頂に建つ3つの城塞(塔)です。
- グアイタ・チェスタ・モンターレ: これらの塔は国旗にも描かれており、そこからの眺めはアドリア海まで見渡せる絶景です。
- 世界遺産: 「サンマリノ歴史地区とティターノ山」として、街全体がユネスコの世界遺産に登録されています。
3. 独自の制度と暮らし
イタリアの影響を強く受けていますが、サンマリノならではの仕組みがあります。
- 執政(キャプテン・リージェント): 国家元首が2名おり、任期はわずか6ヶ月。独裁を防ぐための非常に珍しい伝統を守り続けています。
- 切手とコイン: 独自の切手やユーロ硬貨を発行しており、そのデザインの美しさから世界中のコレクターに人気です。これが国の重要な収入源の一つにもなっています。
4. 日本との意外な繋がり
実は、サンマリノには日本以外で世界唯一の「神社」があります。
- サンマリノ神社: 2014年に建立されたもので、東日本大震災の犠牲者を追悼し、平和を願うシンボルとなっています。欧州初の本格的な神社として知られています。
基本データ
| 項目 | 内容 |
| 首都 | サンマリノ市 |
| 公用語 | イタリア語 |
| 通貨 | ユーロ(独自の絵柄の硬貨あり) |
| 面積 | 約61平方キロメートル(山手線の内側と同じくらい) |
中世の街並みがそのまま残っており、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえる国です。


