「ベラルーシに『美人省』がある」という話は、インターネット上で時折見かける有名な都市伝説や誤解の一つです。
結論から申し上げますと、実際に「美人省(Ministry of Beauty)」という名称の行政機関は存在しません。
なぜそのような話が広まったのか、その背景には「国が美を管理している」と誤解させるような、ベラルーシ独特の制度が存在するためです。教えますね。
なぜ「美人省」という噂があるのか?
おそらく、以下の状況が混同されて「美人省がある」という話に変換されたものと考えられます。
- 国営のモデル養成機関: ベラルーシには、国が運営する「ナショナル・スクール・オブ・ビューティ(National School of Beauty)」という組織が存在します。ここはプロモデルを育成する学校であり、国がモデルの質を管理しているという側面があるため、ここを「美人を管理する省庁」のように捉える人がいたようです。
- 国家によるモデル管理: ベラルーシでは、国がモデルの活動を管理・支援する体制をとっています。かつて、女性が海外で人身売買などの被害に遭うことを防ぐ目的や、優秀な人材を国内に留める目的で、国がモデルの出国を厳しく制限していた時期がありました。
- 「国家資源としての美」: ベラルーシは国を挙げて「美しさ」を重要な国家資産として捉える文化があります。美のコンテストなどを国家行事のように扱うこともあるため、それらが誇張されて伝わったという背景があります。
まとめると
「美人省」はあくまで通称や誇張であり、実態は「国がモデルという職業を国家資格化し、管理・保護する制度」です。
モデルたちは国営の組織に守られ、高水準な教育を受けられる一方で、国から出国を管理されるという非常に特殊な環境にあります。これが「美人が出国禁止(管理されている)」という極端な噂の根拠となっているわけですね。


