紫斑病とは?湿疹との見分け方・原因・治療法と日常生活の注意点を専門家が解説

コラム

紫斑病(しはんびょう)について、その仕組みや種類、気をつけるべきポイントを詳しくお教えしますね。

紫斑病とは、血管から血液が漏れ出し、皮膚の下で出血することで、赤い斑点やあざ(紫斑)ができる病気の総称です。一口に紫斑病と言っても、原因によっていくつか種類があります。


1. 主な紫斑病の種類

代表的なものを2つご紹介します。

  • IgA血管炎(旧:ヘノッホ・シェーンライン紫斑病): 血管そのものに炎症が起きるタイプです。特にお子さんに多く見られますが、大人でも発症します。足を中心に点状の赤い発疹が出るほか、関節の痛みや腹痛を伴うことがあるのが特徴です。
  • 特発性血小板減少性紫斑病(ITP): 血液を固める役割を持つ「血小板」が減ってしまう病気です。免疫の異常によって、自分の血小板を攻撃してしまうことで起こります。ぶつけた覚えがないのにあざができたり、鼻血が出やすくなったりします。

2. 特徴的な症状

皮膚に出る「赤紫色の斑点」が共通のサインです。

  • 皮膚の斑点: 指で押しても色が消えないのが特徴です(一般的な湿疹は押すと白っぽく見えることがあります)。
  • その他のサイン: 歯ぐきからの出血、青あざが治りにくい、月経量が増えるといった「血が止まりにくい症状」が出ることがあります。

3. 治療と日常生活での注意点

治療は原因によって異なりますが、安静と薬物療法が基本となります。

  • まずは安静: 特にIgA血管炎の場合は、血管に負担をかけないよう、激しい運動を控えて安静にすることが回復への近道です。
  • 腎臓への影響に注意: 紫斑病の一部(特にIgA血管炎)では、後から腎臓に影響が出ることがあります。尿の色が変わっていないかなど、経過を観察することが大切です。
  • 専門医の受診: 血液内科や皮膚科、お子さんの場合は小児科など、適切な診療科で検査を受けることが、安心への第一歩です。
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