1台5000万円超!センチュリー・ロイヤルの装甲・防弾性能がもはや戦車レベルな理由

コラム

日本の総理大臣や皇室が使用する最高峰の専用車、「センチュリー・ロイヤル」(および総理専用の「センチュリー」)。その実態は、単なる高級車ではなく、「地上を走るシェルター」と呼ぶにふさわしい超弩級のスペックを誇ります。

一般には決して公開されない、その驚愕の秘密をいくつかご紹介します。


1. 「動く要塞」を実現する装甲の厚さ

外見は市販のセンチュリーと似ていますが、中身は全くの別物です。

  • 防弾・防爆構造:ボディには特殊合金や複合セラミックが仕込まれており、ライフル銃の至近距離からの射撃や、車体の下で爆弾が炸裂しても耐えられる構造になっています。

  • 防弾ガラス:厚さは数センチメートルに及び、拳銃どころか自動小銃の連射にも耐えます。その重さゆえに、窓を開閉するモーターも戦車のハッチを動かすような強力なものが使われています。

2. パンクしても走り続ける「ランフラットタイヤ」

襲撃者がタイヤを狙って逃走を阻むのは定石ですが、専用車には通用しません。

  • 中空構造の維持:タイヤの内部に金属や硬質ゴムのリングが入っており、銃弾で空気が完全に抜けた状態でも、時速80km程度で数十キロ以上の距離を走り続けることが可能です。「止まったら終わり」という暗殺のセオリーを封じ込めています。

3. 化学兵器すら遮断する「完全密閉システム」

テロの脅威は弾丸だけではありません。毒ガスや生物兵器、放射性物質による攻撃も想定されています。

  • 陽圧換気システム:車内の気圧を外気よりわずかに高く保つことで、外部からの空気が入り込まないようにする「陽圧(ポジティブ・プレッシャー)」機能が備わっています。車内に独自の酸素供給源を持ち、ガス攻撃下でも安全に呼吸が可能です。

4. 驚異の車両重量

これらの重装備を詰め込んだ結果、車重はとんでもないことになっています。

  • 3トン超の怪物:通常のセンチュリーが約2.4トンなのに対し、専用車は装甲だけで1トン近く増え、総重量は3トンから4トンに迫ると言われています。この巨体を猛スピードで加速させるため、エンジンやブレーキ、サスペンションはすべて専用の強化品に換装されています。

5. 随行する「警護車両」との連携

専用車単体ではなく、周囲を固める「黒塗りのLSやV37スカイライン」との連携が真骨頂です。

  • 電子妨害装置(ジャマー):車列の中の1台には、周囲の電波を遮断する装置が積まれていることがあり、リモコン爆弾の作動を阻止します。

  • 脱出用プロトコル:襲撃を受けた際、どの車両が盾になり、どのルートで逃げるかというシミュレーションが1秒単位で組まれています。


ちょっとした裏話:お値段は?

「センチュリー・ロイヤル(御料車)」の場合、1台あたりの価格は約5,250万円と公表されていますが、これはあくまで車両本体のベース価格に近いと言われています。実際の特殊装備や維持費を合わせれば、その価値は数億円にのぼる「国家機密の結晶」です。

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