広島フラワーフェスティバル(FF)は、今や160万人以上が訪れる広島最大級のイベントですが、そのたんじょうにはいがいなどらまやしられざるエピソードがたくさんあります。
その「誕生の秘密」を10個に厳選して教えますね。
1. きっかけは「カープの初優勝」
1975年の広島東洋カープ初優勝。その際に行われた優勝パレードに約30万人が集まりました。「広島にもこれほどの人を動員するパワーがあるのか」と驚いた関係者が、継続的なお祭りを企画したのが始まりです。

2. 「平和記念公園」でお祭りをするという挑戦
当時は「静かに祈る場所」であった平和記念公園でお祭りを開くことには、強い反対意見もありました。しかし、「平和への願いを花と緑で明るく表現しよう」という情熱が反対派を動かし、開催にこぎつけました。

3. 名付け親は公募で決まった
「フラワーフェスティバル」という名前は、一般公募で決まりました。広島の復興を象徴する「花」をテーマに、誰もが親しめる名称が選ばれたのです。

4. シンボルの「花の塔」のモデル
平和大通りにそびえ立つ高さ8メートルの「花の塔」。これは、1970年の大阪万博で注目を集めた「太陽の塔」のような、お祭りのシンボルが欲しいという思いから作られました。

5. 第1回のゲストは「西城秀樹」さん
1977年の記念すべき第1回、ゲストとして登場したのは広島出身のスター、西城秀樹さんでした。圧倒的な人気で、お祭りの華々しいスタートを飾りました。

6. テーマソング「花ぐるま」の秘密
FFといえば流れてくる「花ぐるま」。実はこの曲、第1回開催を記念して作られたオリジナルソングです。芹洋子さんが歌い、今もなお広島県民に愛され続けています。

7. ゴールデンウィーク開催の戦略
今では当たり前のGW開催ですが、当時は「連休中に広島から人が出ていかないように」「県外から観光客を呼び込めるように」という観光振興の戦略的な狙いがありました。


8. 市民参加型の「パレード」
FFの主役は市民です。単に見せるだけでなく、市民が自ら参加して踊り、行進するスタイルを初期から確立していました。これが「自分たちのお祭り」という意識を根付かせました。

9. 徹底した「花」へのこだわり
FF期間中、平和大通り周辺には約5万鉢以上の花が並びます。これは「戦後、緑を失った広島を花でいっぱいにしたい」という復興への祈りが込められているため、一切妥協がありません。

10. 平和へのメッセージ「ピースフラワー」
FFの最後には、会場を彩った花々が市民に配られます。これは「平和の心を持ち帰ってほしい」という願いが込められた、FFならではの伝統的なフィナーレです。
この歴史を知ると、華やかなパレードや花の塔が、より一層感慨深く見えるはずですよ。ぜひ広島フラワーフェスティバル開催も楽しんでくださいね。



