教えますね。世界で一番長い本については、何を基準にするか(小説としての長さか、物理的な厚みかなど)によっていくつか候補があります。
代表的なものを3つの視点で紹介しますね。
1. 【ギネス認定】世界一長い小説
ギネス世界記録に「世界で最も長い小説」として登録されているのは、フランスの作家マルセル・プルーストの作品です。
- タイトル: 『失われた時を求めて』(À la recherche du temps perdu)
- 長さ: 文字数は約960万9,000文字(空白を含む)、単語数は約120万〜130万語。
- 特徴: 全7篇からなる大作で、1913年から1927年にかけて刊行されました。マドレーヌを紅茶に浸した瞬間に過去の記憶が蘇るシーンは非常に有名です。ただ長いだけでなく、20世紀文学の最高傑作の一つとして高く評価されています。
2. 【物理的な厚み】世界一分厚い本
内容の長さではなく、「1冊の本としての厚み」で記録を持っているものもあります。
- タイトル: 『World-2023』(ESN Publications)
- ページ数: 10万100ページ
- 厚さ: 約5.8メートル
- 内容: インドやイギリスの大学から集められた論文のアンソロジーです。あまりに分厚いため、読むというよりは「世界一厚い本」を作るというプロジェクトとして認定されました。
3. 【番外編】あまりに長すぎる未発表・特殊な本
ギネスの公式記録とは別に、文学界で「長すぎる」と話題になる作品もあります。
- ヘンリー・ダーガー:『非現実の王国で』 誰にも見せることなく、著者が死ぬまで約60年間書き続けた作品です。約1万5,000ページに及び、挿絵として描かれた巨大なパノラマ絵画でも知られています。
- ナイジェル・トム:『The Blah Story』 現在までに23巻以上が刊行されており、単語数は1,100万語を超えるとされていますが、内容は「blah(ブラブラ、といった意味)」という言葉が延々と繰り返されるなど、実験的・パロディ的な側面が強い作品です


