【専門医監修】はしか(麻疹)が小学校で集団感染!大人のワクチン対策

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「はしか」が流行中!小学校では集団感染も。大人も子どもも麻しんのワクチンを2回接種しているか確認を!【専門医監修】

近年、世界的な流行や国内での散発的な発生により、再び注目されている感染症が「麻疹(はしか)」です。直近では小学校での集団感染も報告されており、子どもだけでなく大人も警戒を強める必要があります。

麻疹は「麻疹ウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症で、その最大の特徴は圧倒的な感染力の強さにあります。空気感染、飛沫感染、接触感染などあらゆる経路で広がり、免疫を持たない人が感染者に同じ空間で接触した場合、ほぼ100%の確率で発症すると言われています。

麻疹の主な症状と進行

感染すると、約10日間の潜伏期間を経て、以下のような経過をたどります。

  1. カタル期(初期症状):はじめに発熱や咳、鼻水といった風邪に似た症状が現れます。

  2. 発疹期(本発症):その後、一度熱が下がりかけたかと思うと再び高熱(39℃以上)が出るとともに、全身に特有の赤い発疹が広がります。

麻疹には現在、ウイルスそのものを撃退する特効薬が存在しません。そのため治療は症状を和らげる対症療法が中心となりますが、肺炎や脳炎といった重い合併症を引き起こしやすく、最悪の場合は命に関わることもあるため決して侮れない病気です。

自分と周囲を守る唯一の対策:2回接種の確認

この恐ろしい麻疹から身を守る唯一にして最大の予防策が「ワクチンの2回接種」です。

  • 子ども(定期接種):1歳児(第1期)と、小学校入学前1年間の幼児(第2期)の計2回、確実に接種を済ませましょう。

  • 大人(任意接種・抗体検査):世代によってはワクチンの定期接種が1回のみだったり、制度の過渡期で接種機会がなかったりした時期があります。過去の接種歴や罹患歴(かかったことがあるか)が不明な場合は、医療機関での抗体検査や、追加のワクチン接種を検討することが重要です。

麻疹は個人の発症を防ぐだけでなく、社会全体で免疫を持って流行を抑える(集団免疫)ことが不可欠な感染症です。今一度、母子手帳などを確認し、自身や家族が2回のワクチン接種を終えているか確かめてみてください。

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