世界最古の歴史!キプロスワインの魅力とは?コマンダリアや話題の青ワインを解説

コラム

キプロスのワインは、実は**「世界最古の歴史を持つ」**と言われるほど非常に奥が深いものです。地中海に浮かぶこの島は、紀元前2000年以上前からワイン造りが行われてきた伝統的な産地です。

キプロスワインを語る上で欠かせないポイントを、わかりやすく整理して紹介します。


1. 伝説のデザートワイン「コマンダリア」

キプロスを象徴するのが、世界最古の銘柄名を持つと言われる「コマンダリア(Commandaria)」です。

  • 特徴: 琥珀色の非常に甘美なデザートワインです。ハチミツやドライフルーツ、キャラメルのような濃厚な味わいが楽しめます。
  • 歴史: かつて十字軍の騎士団(聖ヨハネ騎士団)がこの地を「コマンダリア(司令部)」と呼んだことが名前の由来です。リチャード獅子心王が「王のワイン、ワインの王」と称賛し、クレオパトラも愛飲したという伝説が残っています。
  • 製法: 完熟したブドウを収穫後、数日間天日干しして糖度を凝縮させてから醸造します。

2. キプロスの固有品種

キプロスでは、フィロキセラ(ブドウの害虫)の被害を受けなかったため、古くからの固有品種が今も大切に育てられています。

  • クシニステリ (Xynisteri): 主要な白ブドウ。爽やかで柑橘系の香りが特徴。辛口白ワインやコマンダリアの原料になります。
  • マブロ (Mavro): 主要な黒ブドウ。「マブロ」はギリシャ語で「黒」を意味します。果実味が豊かで、赤ワインやコマンダリアに使用されます。
  • マラテフティコ (Maratheftiko): 非常に希少で高品質な黒ブドウ。深い色合いとスパイスのような複雑な香りが魅力の高級赤ワインになります。

3. 注目の「青ワイン」

最近、SNSやギフトシーンで話題になっているのが「地中海ブルー」と呼ばれる青いワインです。

  • キプロス産のクシニステリ種をベースに、ブドウの皮から抽出した天然色素(アントシアニン)を加えたもので、地中海の海のような鮮やかな青色が特徴です。
  • 見た目のインパクトだけでなく、スッキリとした辛口で食事にも合わせやすいのが人気の理由です。

4. 主な産地

ワイン造りは主に島の南西部、トロードス山脈の斜面で行われています。

  • パフォス地区: 標高が高く、高品質なワインを生み出すワイナリーが集まっています。
  • リマソール地区: 毎年9月頃には「リマソール・ワインフェスティバル」が開催され、島全体が賑わいます。

楽しみ方のヒント

キプロスワインは、現地の名産であるハルミチーズ(焼いても溶けないチーズ)との相性が抜群です。

もし日本で購入されるなら、まずは「コマンダリア」でその歴史を味わってみるか、あるいは「クシニステリ」を使った爽やかな白ワインを冷やして楽しむのがおすすめです。

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