マツダ・ファミリアの歴史を画像とともに深掘り!
マツダ・ファミリアは、日本の自動車メーカーであるマツダが1963年から2003年まで生産していた乗用車です。長きにわたり国民車として親しまれ、日本の自動車史に大きな足跡を残しました。今回は、ファミリアの歴史を、貴重な画像とともに詳しくご紹介します。
ファミリア誕生の背景
1960年代、日本は高度経済成長期を迎え、自動車の普及が急速に進みました。マツダは、この市場に参入するため、大衆向けの小型乗用車開発に着手。そして1963年、初代ファミリアが誕生しました。
初代ファミリア(1963年~1967年)
初代ファミリアは、シンプルなデザインと経済性が特徴で、当時の日本の道路事情に適したコンパクトなボディが人気を集めました。
2代目ファミリア(1967年~1970年)
2代目は、初代のデザインを踏襲しつつ、より洗練されたデザインに進化しました。また、ロータリーエンジンを搭載したスポーツモデル「ロータリークーペ」も登場し、スポーツカーとしての魅力も加わりました。
3代目ファミリア(1970年~1977年)
3代目は、より大衆向けのモデルとして、デザインを一新。広い室内空間と快適な乗り心地を実現しました。
4代目ファミリア(1977年~1983年)
4代目は、世界的なエネルギー危機を背景に、燃費性能の向上に力を入れたモデルです。また、この頃から、ファミリアは若者向けのスポーティなイメージを確立していきます。
5代目ファミリア(1983年~1989年)
5代目は、シャープなデザインと優れた走行性能を両立。特に、GT-Xグレードは、若者を中心に人気を集めました。
6代目ファミリア(1989年~1994年)
6代目は、より洗練されたデザインとなり、高級感もアップ。バリエーションも豊富になり、幅広い層にアピールしました。
7代目ファミリア(1994年~1999年)
7代目は、丸みを帯びたデザインが特徴で、より女性を意識したモデルとなりました。
8代目ファミリア(1999年~2004年)
8代目は、スポーティなイメージを強調し、若者を中心に人気を集めました。しかし、このモデルを最後に、ファミリアは生産を終了しました。
ファミリアが愛された理由
- 大衆車としての魅力: 手頃な価格と高い実用性が、幅広い層に支持されました。
- デザインの多様性: 各世代で異なるデザインを採用し、常に時代のトレンドを取り入れていました。
- スポーティなイメージ: GT-Xグレードなど、スポーティなモデルが人気を集め、若者を中心に支持されました。
- ロータリーエンジン: ロータリークーペなど、ロータリーエンジンを搭載したモデルが、スポーツカーとしての魅力を高めました。
ファミリアのその後
2003年に生産が終了したファミリアですが、そのDNAは、後継車であるアクセラやマツダ3に受け継がれています。