これから春につれて桜のシーズンに移っていきます。その中でも山地にあるしだれ桜についてご紹介します!!
しだれ桜とは:枝が垂れ下がる桜の品種の総称です。
特徴:歴史的な価値を持つ木も多く存在します。
種類:枝が細く、柳のように垂れ下がることが特徴です。花はソメイヨシノよりも少し小さく、密集して咲きます。樹齢が長いため、
エドヒガン系のシダレザクラ:最も一般的なシダレザクラで、日本各地で見られます。花の色は白から淡いピンク色です。
ヤエベニシダレ:八重咲きのシダレザクラで、華やかな印象を与えます。花の色は濃いピンク色です。
その他:紅しだれ、菊しだれなど、様々な品種があります。
与一野のしだれ桜は、樹齢約70年とされており、昭和15年(1940年)に皇紀2600年奉祝の記念樹として植えられたと言われています。
桜の魅力
与一野のしだれ桜は、高さ約12m、枝は左右に約9mも広がる美しい姿が特徴です。特に、水を張った田んぼに映り込む姿は格別で、多くの人々を魅了しています。
訪れる人々は?
与一野のしだれ桜は、毎年春になると見頃を迎え、多くの花見客が訪れます。その美しい姿を一目見ようと、県内外から多くの人が足を運ぶ人気のスポットです。
那須与一は、源平合戦で活躍した弓の名手として知られています。屋島の戦いにおいて、平家の船に掲げられた扇の的を見事に射抜いた逸話は有名です。
戦後、与一は鎌倉幕府から西国に送られ、この地で田畑を開墾したと伝えられています。このことから、この一帯は「与一野」と呼ばれるようになりました。
那須与一を詠んだ俳句
「春の海 静かに見つむ 与一かな」
(那須与一の墓とされる供養塔)
まとめ:与一野のしだれ桜は、と、昭和の記念樹として植えられた歴史を持つ、美しい桜の名所です。その美しい姿は、訪れる人々に感動を与え続けています。見どころは3下旬~4月上旬です。場所は道が狭く交通の便も不便ですがその山地の中には与一伝説と以外にしられていないしだれ桜が存在しています。機会があれば、ぜひ訪れてくださいね!!
(与一野しだれ桜)
場所:広島県山県郡安芸太田町大字寺領1619