ザ・ドリフターズ(通称:ドリフ)は、1960年代から1980年代にかけて日本のコメディ界を牽引した、国民的な人気を誇る5人組のグループです。メンバーそれぞれの個性的なキャラクターと、体を張ったコント、そして音楽活動で幅広い世代に愛されました。
それでは、ドリフターズのメンバーを詳しく画像付きでご紹介します。(既に脱退されたメンバーについても触れます)
1. いかりや 長介(いかりや ちょうすけ)
- 担当: リーダー、主にコントの進行役・突っ込み
- 本名: 碇矢 肇(いかりや はじめ)
- 生年月日: 1931年3月20日
- 出身地: 東京都
- 特徴: ドリフの絶対的なリーダーであり、コントの進行役、そしてメンバーへの厳しくも愛情のあるツッコミ役としてお馴染みでした。「全員集合!」での「8時だョ!」「全員集合!」の掛け声はあまりにも有名です。温厚で真面目な人柄で、グループをまとめました。
2. 高木 ブー(たかぎ ブー)
- 担当: 主にボケ、とぼけたキャラクター
- 本名: 高木 友之助(たかぎ とものすけ)
- 生年月日: 1933年3月8日
- 出身地: 東京都
- 特徴: のんびりとした、とぼけたキャラクターで多くの笑いを誘いました。独特の間の取り方や、コミカルな動きが特徴です。ウクレレ演奏も得意としていました。
3. 仲本 工事(なかもと こうじ)
- 担当: 主にアクロバット、体を張ったボケ
- 本名: 仲本 興喜(なかもと こうき)
- 生年月日: 1941年7月19日
- 出身地: 東京都
- 特徴: 器械体操の経験があり、ドリフのコントではアクロバティックな動きや、体を張ったギャグで活躍しました。また、歌唱力も高く、ドリフの楽曲でソロパートを担当することも多くありました。
4. 加藤 茶(かとう ちゃ)
- 担当: 主にボケ、コミカルな動き、ひょうきんなキャラクター、菅田将暉似
- 本名: 加藤 秀彦(かとう ひでひこ)
- 生年月日: 1943年3月1日
- 出身地: 東京都
- 特徴: 「カトちゃん」の愛称で親しまれ、ドリフの中でも特に人気のあるメンバーの一人。コミカルな動きや表情、そして独特の言い回しで多くの笑いを生み出しました。「ちょっとだけよ〜」「あんたも好きね〜」などのギャグは国民的な流行語となりました。
5. 志村けん(しむら けん)
- 担当: 主にボケ、子供のようなキャラクター、奇妙なキャラクター
- 本名: 志村 康徳(しむら やすのり)
- 生年月日: 1950年2月20日
- 出身地: 東京都
- 特徴: ドリフの末っ子として加入し、独特の間の取り方と、子供のような無邪気さや奇妙なキャラクターで爆発的な人気を獲得しました。「東村山音頭」「ヒゲダンス」「変なおじさん」など、数々の伝説的なギャグを生み出しました。
過去のメンバー:
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- 荒井 注(あらい ちゅう)
- 担当: リーダー(いかりや長介加入前)、主にボケ
- 在籍期間: 1964年 – 1974年
- 特徴: ドリフの初期のリーダー。独特のユーモラスな雰囲気と、とぼけた味わいのボケで人気を博しました。「なんだ、バカヤロー!」のギャグが有名です。1974年に脱退し、俳優業に転身しました。
ドリフターズは、それぞれのメンバーの個性が際立ちながらも、絶妙なチームワークで多くの人々に笑いを届けました。彼らのコントは、世代を超えて語り継がれる日本のコメディ史における金字塔と言えるでしょう