マダニの恐ろしい感染症！しっかり対策をしましょう！
重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)
概要: SFTSウイルスを持つマダニに咬まれることで感染します。致死率が高いことで知られています。
- 主な症状: 発熱、倦怠感、消化器症状（食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛）、頭痛、筋肉痛、リンパ節腫脹、出血傾向。
- 危険度: 非常に高い。
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日本紅斑熱
- 概要: リケッチアという細菌を持つマダニに咬まれることで感染します。
- 主な症状: 発熱、全身性の紅斑（小さな赤い発疹が全身に広がる）、刺し口（かさぶたを伴うことが多い）、頭痛、倦怠感。
- 危険度: 高い（治療が遅れると重症化する可能性があります）。
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ライム病
- 概要: ボレリアという細菌を持つマダニに咬まれることで感染します。
- 主な症状: 遊走性紅斑（刺し口を中心に徐々に広がる赤い кольцо 状の皮疹）、発熱、倦怠感、筋肉痛、関節痛、神経症状（顔面神経麻痺など）、心疾患。
- 危険度: 中～高い（慢性化すると様々な症状を引き起こす可能性があります）。
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Q熱
- 概要: コキシエラという細菌を持つマダニや、感染した動物の排泄物などから感染します。
- 主な症状: 発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、咳、胸痛。慢性化すると心内膜炎などを引き起こすことがあります。
- 危険度: 中（通常は自然に治癒することが多いですが、慢性化すると重篤になることがあります）。
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ダニ媒介脳炎
- 概要: ダニ媒介脳炎ウイルスを持つマダニに咬まれることで感染します。
- 主な症状: 発熱、頭痛、嘔吐などの初期症状のあと、髄膜炎や脳炎による神経症状（意識障害、麻痺、痙攣など）が出現することがあります。
- 危険度: 非常に高い（重篤な後遺症を残したり、死亡したりすることがあります）。
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回帰熱
- 概要: ボレリア属の細菌を持つマダニに咬まれることで感染します。
- 主な症状: 発熱が数日間続き、その後一時的に解熱し、再び発熱するという周期的な症状（回帰熱）が見られます。頭痛、筋肉痛、関節痛なども伴います。
- 危険度: 中（適切な治療で治癒しますが、未治療の場合は重症化することがあります）。
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クリミア・コンゴ出血熱 (CCHF)
- 概要: CCHFウイルスを持つマダニに咬まれることで感染します。出血熱を引き起こし、致死率が高い感染症です。日本ではまだ確認されていません。
- 主な症状: 発熱、頭痛、筋肉痛、出血傾向（皮下出血、鼻血、歯茎からの出血など）、重症化すると多臓器不全を引き起こします。
- 危険度: 非常に高い。
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ポワッサンウイルス感染症
- 概要: ポワッサンウイルスを持つマダニに咬まれることで感染します。ダニ媒介脳炎と同様の神経症状を引き起こすことがあります。
- 主な症状: 発熱、頭痛、倦怠感、神経症状（髄膜炎、脳炎）。
- 危険度: 高い。
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エーリキア症
- 概要: エーリキアという細菌を持つマダニに咬まれることで感染します。
- 主な症状: 発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、リンパ節腫脹、白血球減少、血小板減少など。
- 危険度: 中（通常は適切な治療で治癒しますが、免疫力の低い人は重症化する可能性があります）。
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バベシア症
- 概要: バベシアという原虫を持つマダニに咬まれることで感染します。赤血球が破壊され、溶血性貧血を引き起こします。
- 主な症状: 発熱、倦怠感、悪寒、頭痛、筋肉痛、黄疸、ヘモグロビン尿。
- 危険度: 中～高い（免疫力の低い人や高齢者は重症化する可能性があります）。
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マダニに刺されないための対策:
- 服装:長袖、長ズボン、帽子、手袋などを着用し、肌の露出を少なくする。
- 虫除け剤:DEET（ディート）成分を含む虫除けスプレーなどを活用する。
- 草むらや藪に入らない:マダニが多く生息する場所には近づかない。
- 帰宅後の確認:服や体をよく確認し、マダニが付着していないか確認する。
- 入浴:屋外活動後は入浴し、体についたマダニを落とす。
- マダニを見つけた場合:医療機関に相談する。
