1980年代:ゲームセンターの熱狂を家庭へ
1980年代初頭、ゲームセンターで一世を風靡したアーケードゲームが、家庭用ゲーム機として登場し始めました。
初期のゲーム機たち
カセットビジョン (エポック社):1981年に登場。カセット交換式で様々なゲームが楽しめました。
ファミリーコンピュータ (任天堂)
1983年に登場したファミリーコンピュータは、その低価格と豊富なソフトで爆発的な人気を博し、家庭用ゲーム機の普及に大きく貢献しました。「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」など、今も語り継がれる名作が多数生まれました。
セガ・マークIII (セガ)
1985年にセガ(後のセガ・エンタープライゼス)から発売されたセガ・マークIII。美しいグラフィックとスピーディーなアクションが魅力でした。
1990年代:次世代機の登場と多様化
16ビットCPUを搭載した次世代機が登場し、グラフィックやサウンドが飛躍的に向上しました。携帯型ゲーム機の登場もこの時期です。
スーパーファミコン (任天堂)
1990年に発売されたスーパーファミコンは、「スーパーマリオワールド」や「ストリートファイターII」など、数々の大ヒット作を生み出しました。
メガドライブ (セガ)
1988年に発売されたメガドライブは、高速CPUによるスピーディーなゲーム展開が特徴。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズは世界的な人気を博しました。
ゲームボーイ (任天堂)
1989年に登場したゲームボーイは、携帯型ゲームという新たなジャンルを確立。「テトリス」などの定番ゲームを生み出し、世界中で大ヒットしました。
2000年代:ネットワーク機能と高画質化
インターネット接続機能が搭載され、オンラインでの対戦や協力プレイが可能になるなど、ゲームの楽しみ方が大きく広がりました。DVDなどの大容量メディアの採用により、グラフィックも格段に向上しました。
PlayStation 2 (ソニー・コンピュータエンタテインメント)
ニンテンドー ゲームキューブ (任天堂)
2001年発売のニンテンドー ゲームキューブは、コンパクトなデザインと任天堂ならではの独創的なゲームが特徴でした。
Xbox (マイクロソフト)
2001年にマイクロソフトが初めて家庭用ゲーム機市場に参入したのがXbox。高性能なスペックとオンラインゲームサービス「Xbox Live」が人気を集めました。
ニンテンドーDS (任天堂)
2004年に登場したニンテンドーDSは、2画面とタッチペンという革新的な操作方法で、新たなゲーム体験を提供しました。
2010年代〜現在:多様なプレイスタイルと進化
高画質化がさらに進み、VR(仮想現実)やクラウドゲーミングなど、新しい技術を取り入れたゲーム機が登場しています。携帯型ゲームと据え置き型のハイブリッド機も登場し、プレイスタイルも多様化しています。
PlayStation 4 (ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
2013年発売のPlayStation 4は、高性能なグラフィックとオンライン機能の強化により、世界中のゲームファンを魅了しました。
Xbox One (マイクロソフト)
PlayStation 4と同世代のXbox Oneも、高性能なスペックと豊富なエンターテイメント機能を提供しています。
Nintendo Switch (任天堂)
2017年に発売されたNintendo Switchは、据え置き型としても携帯型としても遊べるハイブリッドなゲーム機。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などの人気タイトルで世界的なヒットを記録しています。