香港旅行完全ガイド｜初日から満喫するモデルコース＆費用・治安情報

香港は「東洋の真珠」とも称され、東西文化が融合した魅力的な都市です。活気あふれる街並み、世界的に有名な夜景、多様なグルメ、そしてショッピングなど、短期間でも充実した旅行を楽しめる場所として人気があります。

香港旅行の魅力

世界有数の夜景: ヴィクトリア・ピークからの眺めや、ビクトリア・ハーバーで行われる「シンフォニー・オブ・ライツ」は、まさに圧巻。香港旅行のハイライトとなること間違いなしです。
美食の都: 飲茶、海鮮料理、麺類、屋台グルメ、香港スイーツなど、食の選択肢が非常に豊富です。ミシュラン星付きの高級店から、地元の人に愛されるローカル食堂まで、様々な食体験ができます。
ショッピング天国: 高級ブランドから庶民的なマーケットまで、あらゆるものが揃っています。特にセール時期は掘り出し物が見つかるチャンスも。
歴史と文化: イギリス植民地時代の面影を残す建造物や、中国の伝統的な寺院などが混在し、独特の雰囲気を醸し出しています。
テーマパーク: 香港ディズニーランドやオーシャンパークといった大型テーマパークもあり、家族旅行にも最適です。
アクセスが良い: 日本からのフライト時間が比較的短く、LCCも多く就航しているため、週末旅行や弾丸旅行にもおすすめです。

香港の主要エリアと観光スポット

香港は主に「香港島」と「九龍（クーロン）半島」の2つのエリアに分かれており、それぞれ異なる魅力があります。

香港島エリア

ヴィクトリア・ピーク (Victoria Peak):
- 香港の代名詞ともいえる、世界三大夜景の一つを誇る絶景スポット。ピークトラムでのアクセスも観光体験の一部です。
中環（セントラル）:
- 金融街として高層ビルが立ち並ぶ一方、SOHO地区にはおしゃれなバーやレストラン、ギャラリーが集まります。ミッドレベル・エスカレーターも有名。
文武廟（マンモウミュウ）:
- 香港で最も古い道教寺院の一つ。天井から吊るされた巨大な渦巻き状の線香が特徴的で、神秘的な雰囲気に包まれています。
スタンレー（赤柱）:
- 香港島の南部に位置する、リゾート感あふれるエリア。スタンレーマーケットでのショッピングや、海沿いのカフェでのんびり過ごすのがおすすめです。
オーシャン・パーク:
- 絶叫マシンや動物のショー、水族館などがある大型テーマパーク。

九龍半島エリア

尖沙咀（チムサーチョイ）:
- ビクトリア・ハーバーに面したエリアで、香港島の摩天楼を望む絶景ポイント。夜には「シンフォニー・オブ・ライツ」が開催されます。ショッピングモールや高級ホテルも集中しています。
星光大道（アベニュー・オブ・スターズ）:
- ブルース・リーの銅像や香港スターの手形が並ぶプロムナード。夜景鑑賞にも最適です。
女人街（ワーナーガイ）:
- 香港最大級のナイトマーケット。洋服、雑貨、お土産などが所狭しと並び、活気あふれる雰囲気を楽しめます。値段交渉も醍醐味。
廟街夜市（テンプルストリート・ナイトマーケット）:
- ローカルな雰囲気を味わえる夜市。屋台グルメや占い、カラオケなども楽しめます。
旺角（モンコック）:
- ネイザンロード沿いに広がる繁華街。電気街、スニーカー街、金魚街など、専門性の高いストリートが点在し、地元の人々の活気を感じられます。
M+ / 香港故宮文化博物館:
- 近年、西九龍文化地区にオープンした新しいM+（現代視覚文化博物館）や香港故宮文化博物館は、アートや中国文化に触れる良い機会になります。

離島エリア

ランタオ島:
- 香港最大の島。ゴンピン360というロープウェイでアクセスできる天壇大仏は圧巻です。香港ディズニーランドもこの島にあります。

香港グルメ

香港は「食の都」と呼ばれるだけあり、様々な美味しい料理があります。

飲茶（ヤムチャ）： 点心（ディムサム）と呼ばれる小皿料理を、中国茶と共に楽しむ香港の食文化。エビ餃子、シュウマイ、チャーシューまん、春巻などが定番です。
雲呑麺（ワンタンメン）： エビがプリプリのワンタンが入ったあっさりとした麺料理。
牛腩麺（牛バラ麺）： 牛バラ肉を煮込んだスープ麺。
粥（ジョック）： 朝食に人気の、鶏肉や魚介、ピータンなどが入った中華粥。
エッグタルト： サクサクのパイ生地やタルト生地に、カスタードクリームが入った人気のスイーツ。
香港風フレンチトースト（西多士）： バターとメープルシロップ（または練乳）をたっぷりかけた、甘くて高カロリーな一品。
海鮮料理： 沿岸部には新鮮な海鮮料理を提供するレストランが多くあります。

香港旅行の費用

2泊3日、3泊4日での旅行が一般的です。

2泊3日: 1人あたり7万円～17万円程度が目安。
3泊4日: 1人あたり8万円～21万円程度が目安。

内訳の目安:

航空券: 日本から香港への往復で4万円～12万円程度。LCCを利用したり、時期をずらしたりすると安くなる傾向があります。
宿泊費: 1泊1人あたり7,000円～3万円程度。ホテルのグレードによって大きく変動します。
食費: 1日あたり5,000円～1万円程度。屋台やローカル食堂を活用すれば抑えられますが、高級店やバーなどを利用すると上がります。
交通費: 1日あたり1,000円～2,000円程度。オクトパスカード（日本のSuicaのようなもの）があると便利です。
観光・アクティビティ・お土産代など: 2泊3日で3万円～5万円程度を見ておくと安心です。

費用を抑えるポイント:

LCC（格安航空会社）を利用する。
ピークシーズン（旧正月、クリスマス、年末年始など）を避ける。
パッケージツアーを利用する（航空券とホテルがセットでお得な場合が多い）。
ローカルな飲食店や屋台を活用する。
宿泊費を抑える（ホステルやゲストハウスなども検討）。

治安

現在の香港は、政治的な情勢は落ち着きを見せており、比較的治安の良い都市と言えます。外務省も「レベル１：十分注意してください。」としています。

ただし、観光客が多く集まる場所や公共交通機関では、以下の点に注意しましょう。

スリ・置き引き: 特に混雑した場所（MTR車内、マーケット、観光スポット）では注意が必要です。貴重品は体の近くで管理し、バッグの口はしっかり閉めましょう。
詐欺: 観光客を狙った悪質な客引きや詐欺に注意しましょう。
夜間の外出: 一般的に夜間でも人通りが多い場所は比較的安全ですが、人通りの少ない路地や裏道は避けるのが賢明です。特に女性の一人歩きは控えるようにしましょう。
政治的なデモ・集会: 以前に比べて少なくなりましたが、万が一遭遇した場合は近づかないようにしましょう。