世界の変な建物10選:旅心をくすぐるユニーク建築巡り

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世界の「これは何!?」な建物10選:旅の途中で出会う驚きの建築物たち

 

世界には、私たちの想像を超えるような、奇妙で、美しく、そして時には思わず笑ってしまうような建物が数多く存在します。それらはただの建造物ではなく、建築家の情熱や文化、あるいは単なる遊び心が形になったアート作品のようです。今回は、旅の途中で出会ったら思わず二度見してしまうような、世界の「変な建物」を10ヶ所ご紹介します。あなたの旅心をくすぐる、ユニークな建築の旅へ出発しましょう!

 

1. ダンシング・ハウス(チェコ、プラハ)

 

まるで酔っぱらったダンサーが踊っているかのように見えることから「ダンシング・ハウス」と呼ばれるこの建物は、プラハのヴルタヴァ川沿いに建っています。曲線的なデザインが特徴的で、隣接する歴史的な建物群とは一線を画す異彩を放っています。そのユニークな外観から、地元の人々からは「フレッドとジンジャー」の愛称で親しまれています。現代建築と歴史的な街並みが見事に融合した、プラハを訪れたら必見のスポットです。

 

 

2. クルックド・ハウス(ポーランド、ソポト)

 

ポーランドのソポトにある「クルックド・ハウス」は、その名の通り、まるで歪んでしまったかのような不思議な外観が特徴です。童話の挿絵から飛び出してきたような、波打つ壁や傾いた窓は、見ているだけでめまいがしそうなほど。ショッピングセンターの一部として建てられ、そのユニークさから観光客の人気を集めています。写真映えも抜群で、SNSでもよく見かける建物の一つです。

 

 

3. グッゲンハイム美術館ビルバオ(スペイン、ビルバオ)

 

フランク・O・ゲーリーによって設計されたこの美術館は、チタンの波打つ外壁が特徴的で、まるで巨大な彫刻のようです。ビルバオの産業都市から文化都市への転換を象徴する存在となり、建築史においても重要なランドマークとされています。見る角度によって表情を変えるその姿は、まさにアートそのもの。美術館の内部もまた、その外観に負けず劣らず圧巻の空間が広がっています。

 

 

4. カサ・ミラ(スペイン、バルセロナ)

 

アントニ・ガウディの傑作の一つである「カサ・ミラ」は、波打つ石造りの外壁と、鉄のバルコニーがまるで海藻のように絡み合う独特のフォルムが特徴です。煙突や通気口までもが芸術作品として昇華されており、自然の要素を建築に取り入れたガウディの哲学が凝縮されています。世界遺産にも登録されており、その有機的なデザインは、訪れる人々を魅了し続けています。

 

 

5. ハビタット67(カナダ、モントリオール)

 

レゴブロックを積み上げたような、ユニークな集合住宅が「ハビタット67」です。各住戸が独立した「家」として機能するように設計されており、それぞれにプライベートな庭が設けられています。1967年のモントリオール万博のために建設され、プレハブ工法による集合住宅の未来を示唆する実験的な建築として注目を集めました。その斬新なデザインは、現代においても色褪せることなく、建築愛好家を惹きつけています。

 

 

6. アトミウム(ベルギー、ブリュッセル)

 

巨大な鉄の分子構造を模した「アトミウム」は、ブリュッセルのシンボル的存在です。1958年のブリュッセル万博のために建設され、科学と進歩の象徴として世界にその姿を現しました。9つの球体は通路で結ばれており、内部には展示スペースやレストラン、展望台があります。夜にはライトアップされ、幻想的な光を放ちます。

 

 

7. ストロベリー・ヒル・ハウス(イギリス、ロンドン)

 

まるでゴシック小説から飛び出してきたかのような「ストロベリー・ヒル・ハウス」は、18世紀にホレス・ウォルポールによって建てられた邸宅です。中世の城や修道院の要素を取り入れつつも、左右非対称で自由な配置が特徴的。ゴシック・リバイバル建築の代表例とされ、そのロマンチックでどこか不気味な雰囲気は、訪れる人々を魅了します。

 

 

8. ロータス・テンプル(インド、デリー)

 

インドの首都デリーに位置する「ロータス・テンプル」は、蓮の花をモチーフにした美しい礼拝堂です。バハイ教の信仰を持つ人々のために建てられ、どの宗教の人々でも自由に訪れることができます。27枚の大理石の「花びら」で構成されており、自然光が差し込む内部は静かで神聖な空間です。その優美な姿は、デリーのランドマークの一つとして親しまれています。

 

 

9. ウールワース・ビル(アメリカ、ニューヨーク)

 

かつて「カテドラル・オブ・コマース(商業の大聖堂)」と呼ばれた「ウールワース・ビル」は、ネオゴシック様式の美しい超高層ビルです。1913年に完成し、41年間世界一の高さのビルとして君臨しました。その尖塔や装飾は、まるでヨーロッパの教会を思わせる荘厳さ。ニューヨークのスカイラインを象徴する存在として、今もなおその威厳を放っています。

 

 

10. クリスト・レイ教会(スペイン、サラゴサ)

 

スペインのサラゴサにある「クリスト・レイ教会」は、その独特な形状から「クワガタ教会」とも呼ばれています。打ちっぱなしコンクリートとステンドグラスが特徴的なこの教会は、現代建築でありながら、どこか温かみを感じさせるデザインです。地元の建築家であるフェルナンド・ガルシア・ブラヴォーによって設計され、地域の人々に愛されています。

 


いかがでしたでしょうか? 世界には、私たちの固定観念を打ち破るような、驚きと感動を与えてくれる建物がたくさんあります。これらの建築物は、単に機能を満たすだけでなく、人々の心に深く刻まれる存在です。次に海外を訪れる際は、ぜひこれらのユニークな建物たちを探してみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない旅の思い出になるはずです。

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