創業から地域密着スーパーへ:株式会社ユアーズの軌跡
広島県民にとっておなじみのスーパーマーケット、ユアーズ。新鮮な食材と充実した品揃えで、私たちの食卓を支えてくれています。今回は、地域に根ざしたスーパーとして成長を遂げたユアーズの歴史をたどってみましょう。
誕生:八百屋から始まった挑戦
ユアーズの歴史は、1950年に広島市で青果店「山陽市場」を創業したことから始まります。
当時はまだ珍しかったセルフサービス方式を1960年代には導入するなど、創業者の松尾治は常に新しい挑戦を続けていました。
その後、1970年代に入ると、スーパーマーケット事業を本格的に展開。1974年には社名を「株式会社ユアーズ」に変更し、多店舗化を進めていきました。
成長期:店舗拡大とサービスの多様化
ユアーズは、地域住民のニーズに応える形で店舗を増やしていきました。広島市内を中心に、山口県や岡山県にも出店し、多くの人々に利用されるようになりました。
また、単に食品を販売するだけでなく、お客様がより快適に買い物できるよう、さまざまなサービスを導入しました。たとえば、パン屋さんや総菜コーナーの充実、さらに地域食材を積極的に取り扱うなど、お客様の食生活を豊かにするための取り組みを強化していきました。
新たなステージへ:イズミグループの一員に
2019年、ユアーズは広島を拠点とする大手スーパー、株式会社イズミの完全子会社となりました。これにより、ユアーズはイズミグループの一員として、共同での商品開発や物流の効率化を進めるなど、事業のさらなる強化を図っています。イズミが持つ豊富なリソースと、ユアーズがこれまで培ってきた地域に根ざした強みが融合し、より魅力的な店舗づくりが進められています。
長年にわたり、広島の食文化を支え続けてきたユアーズ。これからも、地域に寄り添いながら、私たちの暮らしに欠かせない存在として、さらなる進化を続けていくことでしょう。
ユアーズにまつわる思い出や、お気に入りの商品があれば、ぜひ教えてください