スポーツ万能になる方法:武井壮も実践!「思った通りに動く体」を作る3つの秘訣とトレーニング

コラム
Young Japanese man wearing sportswear

1. 動作の基本:「思った通りに体を動かす」能力を高める

 

スポーツ万能の基礎は、自分の脳でイメージした動きと実際の体の動きの**「ズレ」**をなくすことです。この能力を高めることが、どのスポーツを始めても上達が早くなる土台になります。

  • イメージと動作の確認:
    • まず、「どのような動きをしたいか」を頭の中で鮮明にイメージします。
    • 実際に動いてみて、イメージと実際の動きの差(運動の誤差)を認識しましょう。を使って自分の動きを観察するのが一番簡単な方法です。
    • この誤差を修正するように動作を反復し、イメージ通りに体が動く精度を高めます。
  • 「基準」を作る:
    • 正しい動きや感覚を**「基準」**として持ちましょう。基準があると、動きがうまくいかない時に、立ち戻って修正することができます。
    • 例えば、静止した状態で片足立ちが完璧にできるなど、簡単な動きでも自分の動作の正確さを確認できる基準を持つことが大切です。
  • 重心始動を意識する:
    • トップアスリートや野生の動物は、動作の際、末端(手足)からではなく、体の重心から動き始めると言われています。
    • お腹で重心を操作し、重心から動き出すことを意識すると、様々な運動能力の向上が期待できます。

 

2. 多様な経験で「運動神経」を広げる

 

特定のスポーツだけを続けるのではなく、様々な動きを経験することで、あらゆるスポーツに対応できる土台の能力を広げることができます。

  • 様々な動きを体験する:
    • 特定のスポーツの練習に偏らず、水泳、体操、他の球技など、異なる動きを要する運動や、体を動かす遊びを取り入れましょう。
    • 多様な動きを経験することで、特定のスポーツしかできない偏った身体能力になることを防ぎ、ケガのしにくさやパフォーマンスの伸び悩み防止につながります。
  • コーディネーショントレーニング:
    • 運動の正確性や素早い判断力を高めるトレーニングです。いつもの運動に変化を加えながら行います。
      • 両側性: 右だけでなく左も行う(例:右足でできたら左足で)
      • 複合性: 複数の動きを組み合わせる(例:足の動きに手の動きを加える)
      • 対応性: 条件を変える(例:ボールの大きさや重さを変える)
      • 不規則: 意図的に合図やリズムを変える
    • 例として、足で「グー・パー」のリズム、腕で「上・下」のリズムなど、手足で異なるリズムのジャンプをする「マリオネット」のような練習があります。

 

3. 基礎的なフィジカルトレーニング

 

土台となる筋力体幹持久力をバランスよく鍛えることも不可欠です。

  • 体幹(コア)トレーニング:
    • 体幹を鍛えることで、体の軸が安定し、スポーツの全ての動きの基盤となります。
    • プランク(肘を床につき、体を一直線に保つ)や、四つん這いから背中を丸める・反るを繰り返す「キャット・回旋」などがあります。
  • 自重トレーニング:
    • 特別な器具を使わずにできるトレーニングで、全身の筋力を向上させます。
    • スクワット(下半身)、プッシュアップ(大胸筋、上腕三頭筋)、ヒップブリッジ(お尻)などが代表的です。
  • ロードワーク(有酸素運動):
    • ランニング、ウォーキング、サイクリングなどで心肺機能を高め、持久力を向上させます。

これらの要素をバランスよく取り組むことで、特定のスポーツだけでなく、どんな運動にも対応できる**「スポーツ万能」**の身体能力を築くことができます。

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