🏫 学校でよくある困りごとランキング
ここでは、主に生徒・学生が抱える困りごとと、教員が抱える困りごとの両面からご紹介します。
I. 生徒・学生の困りごと(中高生中心)
| 順位 | 困りごとの内容 | 詳細な傾向 |
| 1位 | 学習・学力・進路に関すること | **「どう勉強すれば成績が伸びるかわからない」「苦手科目がある」「高校卒業後の進路について悩む(やりたいことがない、学校選び)」「大学受験(共通テスト対策、推薦入試への不安)」**など、学業と将来への不安が最も高い割合を占めます。 |
| 2位 | 友人関係・人間関係 | **「学校での友だち関係」「いやがらせやいじめがあった」**など、同級生や仲間とのコミュニケーションやトラブルに関する悩みが多いです。 |
| 3位 | 自身の心身・性格に関すること | **「自身の学力について(努力を行動に移せない)」「自身の性格について」「恋愛について」**など、自分自身の特性や私的な感情に関する悩みが続きます。 |
| その他 | 先生との関わり、部活動、学費など | **「先生との関わり」や「部活動・クラブ」「学費」**など、学校生活を構成する他の要素に関する悩みも見られます。 |
📌 ポイント:
- 特に中学生以上では、「将来への不安」に直結する学習・進路に関する悩みが深刻化する傾向があります。
- 学年が上がるにつれて、悩みがある人の割合が増加する傾向にあります。
II. 教員の困りごと(ストレスの原因)
教員の抱える悩みは、その多忙さからくるものが上位を占めています。
| 順位 | ストレスの原因 | 詳細な傾向 |
| 1位 | 事務的な業務が多すぎること | 授業準備や生徒指導以外の、書類作成や学校運営に関わる雑務に時間を取られ、本来の業務を圧迫している状況が最大のストレス源です。 |
| 2位 | 保護者の懸念に対応すること | 保護者からの要望やクレーム対応など、繊細で精神的な負担が大きい対応が上位に来ています。 |
| 3位 | 児童生徒の学力に対する責任 | 児童生徒の成績向上に対するプレッシャーや責任感が大きな負担となっています。 |
| 4位 | 国・自治体からの要求の変化 | 教育制度やカリキュラムの変更など、外部からの要求への対応がストレスになっています。 |
| 5位 | 学級の規律を保つこと | 児童生徒の指導や統率に関する難しさも、依然として大きな悩みです。 |
📌 ポイント:
- 教員は**「仕事の量と幅広さ」に圧倒されており、特に事務作業**の多さが深刻な問題として認識されています。
- 多忙さからくる精神的ストレスや長時間労働も教員の大きな悩みです。
💼 仕事でよくある困りごとランキング
ここでは、働く人全般が抱える仕事の悩みについてご紹介します。
| 順位 | 困りごとの内容 | 詳細な傾向 |
| 1位 | 給与・待遇が低いこと | **「昇給がない・少ない」「仕事内容や責任に見合っていない」**など、収入や評価に関する不満が世代を超えて最も高い割合で挙げられています。 |
| 2位 | 社内の人間関係 | **「職場の雰囲気が悪い」「上司や同僚とのコミュニケーションが難しい」「ハラスメント」**など、働く上で避けて通れない人間関係の摩擦やストレスが上位に来ています。特に20~40代の若い世代で顕著な傾向が見られます。 |
| 3位 | 会社の将来性・雇用の安定 | 「会社の業績や方向性が不安」「将来的なリストラや倒産がないか」など、キャリアや生活基盤の安定性に対する懸念が、特に30代以上で高まる傾向があります。 |
| その他 | 労働時間、仕事内容、スキル・経験不足など | **「労働時間・休日への不満(残業が多い)」「仕事内容がやりたいことと違う・やりがいがない」「経験や知識が不足している」**といった、働き方やスキルに関する悩みも挙げられています。 |
📌 ポイント:
- 多くの働く人が、まずは**「経済的な不満」**を最も大きな悩みとして抱えています。
- オフィス出社が増えたことで、人間関係の悩みが再び増加しているとの分析もあります。
- 仕事がうまくいかない原因としても**「人間関係・コミュニケーション」**が1位に挙げられています。


