【科学vs都市伝説】タオス・ハム、スカイ・トランペット…世界中の奇妙な「謎の音」3選

コラム

【科学?都市伝説?】世界中で報告されている「奇妙な音」の正体を追う

 

世界には、誰もが説明できない、不気味で奇妙な音が鳴り続けている場所が数多く存在します。地底から響く轟音、空から聞こえるトランペットのような音…。

これらは単なる都市伝説でしょうか?それとも、現代科学でも捉えきれない地球の活動なのでしょうか?

今回は、世界中で報告され、多くの人の興味を引いてやまない、**3つの「奇妙な音」**とその背後にある可能性を探ります。

 

1. タオス・ハム(The Taos Hum)

 

📍 発生地:アメリカ合衆国 ニューメキシコ州 タオス

 

  • 現象: アメリカ・タオスの町で、住民のごく一部(約2%)が低周波の連続的な「ブーン」という音(ハム音)を聞き続けていると訴えています。この音は非常に静かで、人によって感じ方が異なり、誰もが聞けるわけではありません。
  • 奇妙な点: 外部の音源を探して調査チームが結成されましたが、音を聞くことができない人や、科学機器では、その音源を特定できませんでした
  • 考えられる正体:
    • 心理音響現象: 実際に音があるのではなく、内耳や脳内で発生している現象(耳鳴り)。
    • ごく微弱な電磁波: 地下や遠くの工場から発生する微弱な振動や音波が、特定の条件下でのみ感知されている可能性。

 

2. スカイ・トランペット(The Sky Trumpets)

 

📍 発生地:世界中(ウクライナ、カナダ、アメリカなど)

 

  • 現象: 2011年頃から世界各地で動画と共に報告が増えた、空から響く巨大な金属音やトランペットのような音。数分間続き、その音量は非常に大きく、まるで映画のサウンドエフェクトのようです。
  • 奇妙な点: 発生場所が広範囲にわたり、人工的な音源(航空機、工事)とは異なる響き方をしているケースが多いです。
  • 考えられる正体:
    • 大気中における地殻変動の音: 地震や地滑りなどの振動が、特殊な大気の層に反射・増幅されて広範囲に響いている可能性(地震音響)。
    • 人工的なノイズ(偽情報含む): 一部の報告は、インターネット上で拡散された際の音源の改ざんや、実際には電車や工場の音であった可能性も指摘されています。

 

3. モルスの水中音(The Bloop)

 

📍 発生地:南太平洋の深海

 

  • 現象: 1997年、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の水中マイクが、南太平洋の深海で非常に大きく、超低周波の音を検出しました。この音は、既知の海洋生物が発する音とは異なり、その音量は巨大なクジラよりもはるかに大きいものでした。
  • 奇妙な点: 当初、この音の巨大さから、未確認の巨大生物ではないかと憶測を呼びました。
  • 考えられる正体:
    • 巨大な氷山(アイスバーグ)の破砕音: NOAAのその後の調査により、この音の周波数と時間的特徴が、巨大な氷山が割れる際に発生する摩擦音や振動と非常に酷似していることが判明しました。現在は、氷山の破砕音であるという見解が有力です。

 

🧐 結論:科学は「不思議」に追いつけるか?

 

これらの奇妙な音の多くは、最終的に「氷山の破砕」や「大気中の現象」といった科学的な説明がなされることが多いです。

しかし、タオス・ハムのように、いまだに原因が特定されていない現象が存在することも事実。現代のテクノロジーでも捉えきれない、地球や大自然の持つ謎は、私たちの好奇心を刺激し続けています。

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