皆さん、こんにちは! 寒い日が続きますが、冬にしか出会えない「奇跡の瞬間」があるのをご存知ですか?
それは、空気がキラキラと宝石のように輝くダイヤモンドダスト。 「テレビでは見たことあるけど、実際どうやって見るの?」という方のために、今回はその正体や、出会えるヒミツをわかりやすくお届けします!
そもそも、ダイヤモンドダストって何?
ダイヤモンドダストの正体は、実は「空中に浮かぶ小さな氷の粒」なんです。
普通、空の高いところにある雲が凍ると「雪」になって降ってきますよね。でも、地面に近い場所がものすごーーく寒くなると、空気中の水分がそのまま凍って、小さな氷の結晶になっちゃうんです。
これが太陽の光を浴びて、ダイヤモンドみたいにキラキラ光ることからその名がつきました。気象用語では「細氷(さいひょう)」なんて呼ばれたりもします。
出会えたらラッキー!発生する「4つのミラクル条件」
ダイヤモンドダストはとっても恥ずかしがり屋。以下の4つの条件が完璧に揃った時だけ、姿を現してくれます。
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キンキンな寒さ(マイナス10度以下!) 冷蔵庫の中よりもずっと寒い、お鼻の穴がくっつくくらいの冷え込みが必要です。
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朝のお日様 太陽の光が反射して初めてキラキラします。だから、光が斜めに差し込む「早朝」が一番のチャンス!
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風がないこと せっかくの氷の粒も、風が吹くとバラバラに飛んでいってしまいます。空気がじーっと止まっている「穏やかな朝」がベストです。
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湿り気があること 氷の粒を作るための「水分」が空気にあること。川の近くなど、霧が出やすい場所は狙い目ですよ!
日本でどこで見られるの?
やっぱり一番の聖地は北海道です! 富良野や美瑛、名寄(なよろ)といった内陸のエリアは、マイナス20度を下回ることも珍しくないので、遭遇率がグンと上がります。
本州でも、長野県の菅平高原や東北の山間部など、標高が高くて冷え込みが厳しい場所で見られることがありますよ。
📸 綺麗に撮るための「ちょいコツ」
せっかく出会えたら、スマホやカメラに収めたいですよね。
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「逆光」で撮るのが鉄則! お日様に向かってカメラを向けてみてください。光を後ろから受けることで、氷の粒がより一層輝いて見えます。
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背景は「暗め」を選んで 背景が雪で真っ白だと、キラキラが埋もれちゃいます。木陰や建物など、少し暗い色の背景を選ぶと、光の粒がくっきり浮き出て「映え」ますよ!
⚠️ 楽しむための注意点
ダイヤモンドダストが見られる場所は、想像を絶する寒さです!
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防寒は「最強」の装備で カイロはもちろん、耳あてや厚手の靴下を忘れずに。
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スマホのバッテリーに注意 機械は寒さに弱いです。撮る直前までポケットの中で温めておかないと、一瞬で電池が切れてしまうことも……。
おわりに
ダイヤモンドダストは、厳しい寒さを乗り越えた人だけが見られる「冬のご褒美」です。 もし冬の旅先で、朝起きて「うわ、今日めちゃくちゃ寒い!」と思ったら……それは絶景に出会えるサインかもしれません。
皆さんも、この冬は「空飛ぶ宝石」を探しに出かけてみませんか?


