ジャガイモは、日本だけでも100種類近くの品種があり、食感や適した料理によって大きく「ホクホク系(粉質)」と「しっとり系(粘質)」に分けられます。
代表的な品種と、最近人気のブランド品種を特徴別にまとめました。
1. 定番の2大品種
まずは、スーパーで必ず見かける基本の2種です。
| 品種名 | 特徴 | 向いている料理 |
| 男爵(だんしゃく) | ホクホクして粉っぽい。デンプンが多い。 | コロッケ、ポテトサラダ、粉ふきいも |
| メークイン | しっとりして煮崩れしにくい。きめが細かい。 | カレー、肉じゃが、シチュー、おでん |
2. 近年人気の「高糖度・濃厚」系
最近のトレンドは、サツマイモや栗のように甘みが強く、色が黄色い品種です。
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キタアカリ
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「黄金男爵」とも呼ばれる人気種。男爵よりさらに甘く、ビタミンCも豊富。ホクホク系ですが火が通りやすく、レンジ調理やジャガバターに最高です。
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インカのめざめ
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中身が濃い黄色で、ナッツのような独特の風味と強い甘みがあります。小ぶりですが非常に濃厚。素揚げやローストにすると絶品です。
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レッドムーン
4. 料理に合わせた「失敗しない選び方」
迷った時は、**「形を崩したいか、残したいか」**で選ぶのがコツです。
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形を崩して、味を馴染ませたい: 男爵、キタアカリ、アンデスレッド
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形をきれいに残して、食感を楽しみたい: メークイン、とうや、はるか


