マダガスカルの動物図鑑|固有種が80%!キツネザルから珍獣フォッサまで徹底解説

コラム

マダガスカルは「進化の実験場」とも呼ばれ、そこに生息する動物の約80〜90%が世界中でこの島にしかいない固有種です。かつてアフリカ大陸から切り離され、独自の進化を遂げたことで、他の地域には見られない奇妙で魅力的な動物たちが数多く存在します。

代表的な動物をカテゴリー別に紹介します。


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1. 霊長類(キツネザル)

マダガスカルを象徴する動物です。100種類以上のキツネザル(レミュー)が生息しています。

  • ワオキツネザル: 白黒のしま模様の長い尻尾が特徴。地上で過ごす時間が長く、日光浴をする姿が有名です。

  • アイアイ: 非常に長い中指を持ち、樹皮の中にいる幼虫を叩いて探し出し、ほじくり出して食べます。

  • ベローシファカ: 地上を移動する際、両腕を広げて横跳び(サイドホップ)するユニークな動きで知られます。

  • インドリ: キツネザルの仲間で最大級。尻尾がほとんどなく、クジラの歌のような大きな鳴き声で縄張りを主張します。

  • ネズミキツネザル: 世界最小の霊長類の一つで、体重はわずか30gほどです。

2. 肉食獣・哺乳類

アフリカ大陸にいるライオンやヒョウなどは存在せず、独自の捕食者が頂点に立っています。

  • フォッサ: マダガスカル最大の肉食獣。見た目は猫に似ていますが、マングースに近い仲間です。木登りが得意で、キツネザルを捕食します。

  • テンレック: ハリネズミに似た姿のものから、モグラのような姿のものまで多種多様に進化した哺乳類です。

3. 爬虫類・両生類

世界のカメレオンの約半数がマダガスカルに生息していると言われています。

  • パンサーカメレオン: 非常に鮮やかでカラフルな体色が特徴。

  • ミクロヒメカメレオン: 世界最小級の爬虫類で、指先にのるほどの小ささです。

  • ヘラオヤモリ: 樹皮や枯れ葉に完璧に擬態するマスター。尻尾が平らなヘラの形をしています。

  • トマトガエル: その名の通り、熟したトマトのような真っ赤な体色を持つカエルです。

4. ユニークな昆虫

  • ギリシャキチョッキリ(オトシブミの仲間): 通称「キリンゾウムシ」。オスは非常に長い首を持っており、メスを巡る争いや巣作りに使います。


豆知識:なぜこんなに珍しい動物が多いの?

約8,800万年前にインド亜大陸からも分離して完全な孤島となったため、天敵が少ない環境で「適応放散(一つの系統から多様な種が生まれること)」が起きました。その結果、他では絶滅した原始的な特徴を持つ動物が生き残ったり、独自の姿に変化したりしたのです。

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