エラーコインとは?
造幣局の製造過程で、何らかのミスが起きたまま流通してしまった硬貨のことです。現代の製造技術は非常に高いため、エラーが発生する確率は極めて低く、その希少性が価値を跳ね上げます。
厳選!エラーコイン10選
1. 穴ズレ(5円・50円)
最も有名で人気が高いエラーです。硬貨の中央にあるべき穴が、上下左右にズレているものを指します。
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価値の目安: 5万円〜20万円以上
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ポイント: ズレが大きければ大きいほど、また穴が縁にまでかかっているほど価値が高まります。
2. 穴なし(5円・50円)
本来開いているはずの穴が、全く開いていない状態のものです。
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価値の目安: 20万円〜50万円
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ポイント: 非常に珍しく、一目で異常がわかるため、コレクターの間では垂涎の的です。
3. 角度ズレ
表面と裏面のデザインの向きが、正しい位置から回転してズレているものです。
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価値の目安: 1万円〜10万円
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ポイント: 10円玉などで多く見られます。コインを指で挟んで裏返したとき、絵柄が傾いていたらチャンスです。
4. 刻印ズレ
模様が中心から大きく外れて刻印され、端に余白ができてしまっているものです。
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価値の目安: 2万円〜20万円
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ポイント: 1円玉や10円玉でも発生します。デザインの一部が欠けているものほど高価です。
5. ヘゲエラー
金属板の剥がれや、製造時の不純物混入によって、表面がめくれたり凸凹になったりしているものです。
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価値の目安: 数千円〜数万円
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ポイント: 単なる傷や摩耗と見分けがつきにくいため、判断には専門知識が必要です。
6. 影打ちエラー
両面が同じデザイン(例えば両面とも「10」の数字など)になってしまっているものです。
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価値の目安: 20万円〜100万円以上
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ポイント: 製造時に刻印済みのコインがプレス機に残ったまま、次のコインと一緒に叩かれることで発生します。
7. 裏写りエラー
表面に裏面のデザインが、裏面に表面のデザインがうっすらと浮かび上がっているものです。
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価値の目安: 1万円〜5万円
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ポイント: 10円玉の「平等院鳳凰堂」の柱が反対側にうっすら見えるケースなどが有名です。
8. 傾きエラー
「角度ズレ」と似ていますが、刻印自体が斜めに打たれているものを指すこともあります。微妙な差ですが、精密な測定で価値が決まります。
9. 二重刻印
一度プレスされたコインが、わずかにズレてもう一度プレスされたものです。文字や数字が二重に見えます。
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価値の目安: 1万円〜5万円
10. 未研磨エラー(プルーフ硬貨など)
通常、鏡面仕上げされるはずのプルーフ硬貨が、ザラザラした状態で出荷されたものなど。特殊なケースですが、マニアックな需要があります。
エラーコインの価値を決める3つの条件
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ズレの大きさ: 目に見えてはっきりと異常がわかるものほど高価です。
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硬貨の状態: 摩耗が少なく、発行当時の輝き(未使用に近い状態)を保っているほど価値は上がります。
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発行年: もともとの発行枚数が少ない年(平成22年〜25年の5円・50円など)のエラーは、さらにプレミアがつきます。
偽物や勘違いに注意!
残念ながら、故意に穴を開け直したり、削ったりした「加工品」も出回っています。これらは法律(貨幣損傷等取締法)で禁止されている犯罪行為であり、もちろん価値もありません。
また、単なる「古い傷」や「汚れ」をエラーと勘違いしてしまうケースも多いです。判断に迷ったら、鑑定士のいる古銭買取店へ持ち込むのが一番確実です。


