建築家の遊び心や最新技術、あるいは自然との融合によって生まれた「斬新な外観の家」を世界中から10選お届けします。
住宅という概念を覆すような、一度見たら忘れられないデザインばかりです。
【世界の「常識破り」な家 10選】
1. キューブ・ハウス(オランダ・ロッテルダム)

特徴: 45度に傾いた立方体が柱の上に並ぶ、森をイメージした住宅群。内部も壁が斜めになっており、住むには少しコツがいる、世界一有名な「傾いた家」です。
2. ナウティルス・ハウス(メキシコ・メキシコシティ)

特徴: 巨大な「オウムガイ(貝)」の形をした有機的な家。カラフルなステンドグラスから光が差し込み、内装も曲線だけで構成された幻想的な空間です。
3. 鋼鉄の家:スチール・ハウス(アメリカ・テキサス)

特徴: 彫刻家ロバート・ブルーノが30年以上かけて自ら溶接して作り上げた、巨大な錆びた鉄のオブジェのような家。SF映画に登場する乗り物のような迫力があります。
4. カーサ・ド・ペネド:石の家(ポルトガル・ファフェ)

特徴: 4つの巨大な天然岩をそのまま壁として利用し、それをつなぎ合わせて作られた家。アニメ『原始家族フリントストーン』の世界が現実に現れたような外観です。
5. バブル・パレス:泡の宮殿(フランス・テウル・シュル・メール)

特徴: 直線が一つもなく、すべてが「泡」のような丸いドームでつながった大邸宅。ピエール・カルダンの別荘としても有名で、地中海を見下ろす崖に未来的なフォルムが映えます。
6. スライディング・ハウス(イギリス・サフォーク)

特徴: 木造の家を、巨大な「外殻」が電動でスライドして覆う仕組み。天候に合わせて家自体が脱皮するように姿を変え、ガラス張りの温室になったり、木の箱になったりします。
7. マッシュルーム・ハウス(アメリカ・ニューヨーク)

特徴: 5本の細い脚の上に、円盤状の居住スペースが乗っている姿はまさに「キノコ」。自然界の形を模倣したバイオモルフィック・デザインの代表作です。
8. サスペンション・ハウス(アメリカ・カリフォルニア)

特徴: 二つの丘の間に「吊り橋」のように架けられた家。家の下を川が流れ、滝が流れるという、地形の限界に挑んだスリリングな建築です。
9. 階段の家:カサ・テラッツァ(日本・東京都)

特徴: 建物全体が巨大な「階段」のような段々畑状になっている家。それぞれの段が庭やテラスになっており、都市部での新しい開放感の形を提示しています。
10. 逆さまの家(ポーランド・シムバルク)

特徴: 屋根が地面に突き刺さり、土台が空を向いている完全に「逆さま」の家。共産主義時代の混乱を風刺して建てられたもので、内部の家具もすべて天井(床)に張り付いています。
斬新な家が生まれる理由
これらの家には、単なる奇抜さだけでなく、以下のようないくつかの「思想」が隠されています。
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自然への回帰: 貝や石、キノコなど、人工的な直線を排除して自然に溶け込もうとする試み。
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環境への適応: スライディング・ハウスのように、気候変化に家そのものを動かして対応させる技術。
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重力への挑戦: 崖っぷちや吊り構造など、建築不可能と思われた場所に住むための情熱。
建築のアドバイス
もしご自身で「斬新な外観」を目指すなら、まずは「窓の配置」や「外壁の素材(金属、木、ガラスの組み合わせ)」にこだわるだけでも、住宅街の中で圧倒的な個性を放つことができます。


