「なんじゃもんじゃの木」という名前、一度聞いたら忘れられないインパクトがありますよね。実はこれ、特定の1種類の植物を指す名前ではなく、「名前のわからない珍しい立派な木」を指す愛称のようなものです。
一般的に「なんじゃもんじゃ」と呼ばれている代表的な木や、その由来について解説します。
1. 正体は「ヒトツバタゴ」であることが多い
現在、日本で「なんじゃもんじゃ」として最も有名なのは、モクセイ科の**ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)**という木です。
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見た目: 5月ごろ、まるで雪が積もったように真っ白な細長い花を咲かせます。その姿は非常に幻想的で、満開時は圧巻です。
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特徴: 自生地が非常に限られており(岐阜県、愛知県、対馬など)、絶滅危惧種に指定されている地域もあります。
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有名なスポット: 東京都の神宮外苑や、岐阜県の「中津川のヒトツバタゴ」などが有名です。
2. なぜ「なんじゃもんじゃ」と呼ぶのか?
名前の由来には諸説ありますが、主に以下のような説が伝えられています。
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「何の木じゃ?」が変化した: 見慣れない立派な木を見て、人々が「何という木か?」と問いかけた言葉が「なんじゃもんじゃ」に変わったという説。
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水戸黄門(徳川光圀)説: 光圀公が参勤交代の折、千葉県の神社の木を見て「この木は何じゃ?」と尋ね、地元の人が聞き取れずに「なんじゃもんじゃ」と答えたという伝説があります。
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神様が宿る木: 正体がわからないほど立派な大木を、畏敬の念を込めてそう呼んだとも言われています。
3. 他にもある「なんじゃもんじゃ」
地域によっては、ヒトツバタゴ以外の木を「なんじゃもんじゃ」と呼ぶことがあります。
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クスノキ: 千葉県香取市の神崎神社にある巨木が有名です。
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ニレ: 岡山県など。
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ボダイジュ: 長野県など。
豆知識:カードゲームの「ナンジャモンジャ」
最近では、謎の生物に名前をつけていくロシア生まれのボードゲーム(カードゲーム)のイメージを持つ方も多いかもしれません。これも「正体不明のものに名前をつける」というニュアンスが共通していますね。


