国境なき医師団(MSF)とは?活動内容・特徴・ノーベル平和賞の理由を分かりやすく解説

コラム

「国境なき医師団(MSF: Médecins Sans Frontières)」についてですね。

彼らは、独立・中立・公平な立場を貫き、紛争や災害、貧困に苦しむ人々へ医療を届ける世界最大級の国際NGOです。1999年には、その長年の活動が評価され、ノーベル平和賞を受賞しています。

MSFを理解するための重要なポイントをまとめました。


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1. 3つの大きな特徴

  • 中立・独立・公平: 政治や宗教、経済的な利害に関わらず、支援が必要な場所へどこへでも行きます。資金の約9割が民間からの寄付であるため、政府の意向に左右されない活動が可能です。

  • 「証言」活動: 単に医療を提供するだけでなく、現場で目撃した人道危機や人権侵害を国際社会に「証言(発信)」し、現状の改善を訴えることも大切な使命としています。

  • 迅速な展開: 災害や紛争が発生した際、数時間以内にチームを派遣し、テント式の病院を設営するなど、驚異的なスピード感で活動を開始します。

2. 主な活動内容

医療の届かない場所で、以下のような多岐にわたる支援を行っています。

  • 紛争地での外科手術: 戦火の中での救急医療。

  • 感染症対策: コレラ、エボラ出血熱、麻疹(はしか)などの流行阻止とワクチン接種。

  • 栄養失調治療: 特に子供たちへの治療食の提供。

  • 心のケア: 紛争や災害によるトラウマを抱えた人々への心理社会的支援。

3. 数字で見る国境なき医師団

項目 内容
設立 1971年(フランスの医師とジャーナリストによって設立)
活動国 世界約70カ国以上
スタッフ数 世界で約6万人以上(医師、看護師だけでなくロジスティシャンも多数)
日本支部 1992年に設立(事務局は東京)

ちょっとした豆知識

「医師団」という名前ですが、実はスタッフの半分近くは医師や看護師以外の**「非医療スタッフ」**です。物資を運ぶドライバー、通信を確保するITエンジニア、病院を建てる建築家など、プロの裏方が医療活動を支えています。

「私たちは、国境があるから助けに行かない、という選択はしません」

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