2026年、フードロス削減は「ガマン」から「エンタメ」へ
数年前まで、期限間近の食品を買うのはどこか「妥協」のようなイメージがあったかもしれません。でも今は違います。
1. 世界No.1アプリの本格上陸と「ゲーム化」
2026年現在、ヨーロッパで爆発的人気を誇るフードロス削減アプリ「Too Good To Go」が、日本の大手コンビニや飲食店と強力なタッグを組み、日常に溶け込んでいます。
「何が入っているかお楽しみ」のサプライズバッグ(詰め合わせセット)を格安で予約・購入するスタイルは、もはや節約術というより、「宝探し」のようなエンタメ体験。SNSでは「今日のレスキュー報告」がハッシュタグと共に飛び交っています。
2. 「AI需要予測」がもたらす、お店のスマート化
コンビニやスーパーの棚から、あからさまな「大量廃棄」が消えつつあります。その裏側にあるのは高度なAI。
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天気や近隣のイベントデータ
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過去の購買パターン
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さらには現在の在庫状況
これらをリアルタイムで分析し、発注量を最適化。さらに、賞味期限が迫った商品に対して自動でデジタルクーポンを発行する仕組みも定着し、「お店は捨てずに済み、客はおトクに買える」という、誰も損をしないサイクルが回っています。
日本の現状:目標を「前倒し」で達成中!
実は、日本の取り組みは世界的に見てもかなり優秀なんです。
政府が掲げていた「2030年度までに事業系食品ロスを半減させる」という目標。なんと、最新のデータでは8年も前倒しで2022年度に達成してしまいました!これを受け、現在はさらに高い「60%削減」という野心的な新目標に向けて突き進んでいます。
なぜこんなに早く進んだの?
大きな要因は、業界の「古いルール」の打破です。
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「3分の1ルール」の緩和: 製造から賞味期限までの最初の3分の1を過ぎたら納品できない、という厳しい慣習が緩和され、多くの食品が救われるようになりました。
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「年月表示」への切り替え: 日単位ではなく「月単位」の表示にすることで、数日の差で廃棄される無駄をカットしています。
私たちが今日からできる「かっこいい」アクション
企業が頑張る一方で、実はまだ課題なのが「家庭でのロス」。家庭から出るゴミの約半分は食べものだと言われています。でも、難しく考える必要はありません。
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「てまえどり」はもはや常識: すぐに食べるなら、棚の手前にある商品を選ぶ。これはもう、スマートな消費者の「マナー」として定着しました。
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アップサイクル食品を楽しむ: ブロッコリーの芯で作ったスナックや、形が不揃いなフルーツを使ったジャム。今やこれらは「おしゃれなこだわり食材」として選ばれています。
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「mottECO(モッテコ)」の活用: 外食で食べきれなかった料理を持ち帰る文化。レストランで「持ち帰り用の容器(ドギーバッグ)」を頼むのは、2026年の今、最高にクールな振る舞いです。
最後に:食べものは、未来への贈り物
フードロスを減らすことは、単にゴミを減らすことではありません。その食べものを作るために使われた「水」「土地」「エネルギー」、そして「人の想い」を大切にすることです。
「もったいない」を「おいしい」や「おトク」に変えていく。そんな今のムーブメントに乗って、今日のご飯をちょっとだけ意識的に選んでみませんか?


