ペルーはジャガイモ発祥の地(アンデス山脈)として知られ、その種類はなんと3,000〜4,000種類以上にのぼると言われています。
私たちが普段目にするものとは、見た目も味も全く異なる「アンデス・ポテト」の世界を分かりやすく整理してご紹介します。
1. 代表的な4つのカテゴリー
ペルーの市場でよく見かける、主要な種類です。
| 種類 | 特徴 | おすすめの料理 |
| パパ・アマリージャ (Papa Amarilla) | 「黄色いジャガイモ」の名の通り、中身が濃い黄色。ホクホクして栗に近い食感。 | カウサ(マッシュポテト料理)、フライドポテト |
| パパ・カンチャン (Papa Canchán) | 皮がピンク色で、形が整っている。煮崩れしにくく、安価で一般的。 | 煮込み料理、ロースト |
| パパ・ブランカ (Papa Blanca) | いわゆる「白いジャガイモ」。水分が多く、しっかりした食感。 | スープ、炒め物(ロモ・サルタード) |
| パパ・ウアイロ (Papa Huayro) | 皮に赤紫の模様があり、味が非常に濃厚。ソースがよく絡む。 | パパ・ア・ラ・ワンカイナ(チーズソースがけ) |
2. 驚きの「ネイティブ・ポテト」
標高3,800メートル以上の高地でしか育たない希少な品種は、形や色が非常にユニークです。
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見た目: 紫、赤、オレンジ、斑点模様などカラフル。
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形: 細長いもの、螺旋状のもの、こぶしのような形など。
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栄養: 抗酸化作用のあるアントシアニンなどが豊富に含まれています。
3. 伝統の保存食「チューニョ (Chuño)」
アンデスの厳しい気候(夜間の凍結と日中の乾燥)を利用して作られる乾燥ジャガイモです。
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作り方: ジャガイモを屋外に放置して凍結・解凍を繰り返し、足で踏んで水分を抜いて乾燥させます。
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メリット: 数年間保存が可能で、独特の強い風味と歯ごたえがあります。
豆知識
ペルーには「C.I.P(国際ポテトセンター)」という国際機関の本部があり、世界中のジャガイモの遺伝資源を守るための巨大な種子銀行が存在します。
ジャガイモの種類によって、ホクホク系からねっとり系まで驚くほど個性が違います。


