1. 1つのイチゴは「果実の集合体」
イチゴをよく見ると、ツブツブの一つひとつにめしべがついていた跡があります。受粉するとそのツブツブ一つひとつが膨らんで、中に種子を持つ**「痩果(そうか)」**という果実になります。 つまり、1心のイチゴを食べることは、数百個の小さな果実を一度に食べているのと同じことになります。
2. なぜ赤い部分は甘いの?
赤い部分は、本来なら種(ツブツブ)を支えるためのクッションのような役割ですが、鳥や動物に食べてもらうことで種を遠くに運んでもらうために、あんなに甘く、魅力的な色に進化しました。
3. 他にもある「偽物」の果物
このように、本来の「子房(しぼう)」以外の部分が膨らんで果肉のようになったものを植物学では**「偽果(ぎか)」**と呼びます。
- リンゴ・ナシ: 実は私たちが食べているのは「花托」の部分で、芯のあたりが本当の果実です。
- イチジク: 袋のような形をした「花托」の内側に、小さな花と実がびっしり詰まっています。


