トヨタ カムリの歴史を写真で振り返る!セリカの兄弟車から世界的な名車へ

コラム

 

こんにちは!車好きの皆さん。今回は、トヨタが誇るミドルサイズセダン、「カムリ」の歴史を写真と共に振り返ってみたいと思います。

カムリは、日本国内での販売は終了しましたが、世界中で愛され続けているグローバルカーです。その歴史は古く、1980年にまでさかのぼります。一体どのようにして、世界的なベストセラーカーへと成長していったのでしょうか?

 

1. 1980年:初代「セリカ カムリ」誕生

 

記念すべき初代モデルは、なんと「セリカ カムリ」という名前で登場しました。スポーティクーペのセリカの4ドアセダン版として開発され、高級スポーティセダンというコンセプトで生まれました。カリーナの兄弟車という位置づけでしたが、セリカの名にふさわしく、一部グレードには4輪独立サスペンションが採用されるなど、走りの良さも追求されていました。

初代カムリ、シックでかっこいいフォルム

 

2. 1982年:FF化で「カムリ」が独立

 

2代目からは「セリカ」の名前が外れ、正式に「カムリ」として独立。ここで大きな転換点となったのが、駆動方式の変更です。初代の後輪駆動(FR)から、前輪駆動(FF)へと一新されました。これにより、広い室内空間と安定した走りを両立し、「小型高級FWDセダン」という新しいコンセプトを確立します。このFF化は、その後のカムリの方向性を決定づける大きな一歩となりました。

二代目カムリ大人の雰囲気で

 

 

3. 1990年代:日本市場でも人気を博す

 

3代目(1990年〜)、4代目(1994年〜)とモデルチェンジを重ね、カムリは日本国内でも着実に人気を博していきます。特に、3代目ではデザインがより洗練され、居住性の高さが評価されました。

カムリさが増しました。

 

4. 世界戦略車としての進化

 

2000年代に入ると、カムリはさらに世界市場を見据えた進化を遂げます。

6代目

さらに大人なデザインになりました。

このモデルからボディサイズが拡大され、より堂々とした風格を備えるようになりました。V6エンジン搭載車やワゴンが廃止され、日本国内は4気筒エンジンのみのラインナップとなりましたが、海外では多様なエンジンバリエーションが展開されました。

 

7代目

よりカッコよくなりました

ハイブリッドモデルが登場。特に北米市場で爆発的な人気を誇り、トヨタの世界戦略車としての地位を不動のものとしました。この頃から、カムリはアメリカでモータースポーツ「NASCAR」に参戦するなど、幅広い活躍を見せるようになります。

 

5. 2017年:大胆なデザインでフルモデルチェンジ

 

そして、記憶に新しいのが2017年にフルモデルチェンジしたモデルです。それまでのカムリのイメージを一新する、低重心でスポーティなデザインが大きな話題となりました。新世代のプラットフォーム「TNGA」を採用し、走りの楽しさも追求。ハイブリッドシステムも刷新され、燃費性能も大きく向上しました。

色もバリエーション増えました

 

日本から世界へ、そして未来へ

 

2023年には日本国内での販売を終了したカムリですが、海外では今もなお、多くの人々に愛されるベストセラーカーであり続けています。

セリカの兄弟車として誕生し、FF化、ハイブリッド化を経て、世界中のユーザーのニーズに応え続けてきたカムリ。その歴史は、トヨタのクルマづくりへの情熱と、時代に合わせた柔軟な進化の歴史そのものと言えるでしょう。

これからもカムリが世界でどのような進化を遂げていくのか、目が離せませんね!

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