スマブラSPの世界大会
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(スマブラSP)の世界大会は、公式な世界大会が開催されていないため、大規模なコミュニティ主催の大会がその役割を担っています。これらの大会は「世界大会」として認知されており、世界中のトッププレイヤーが参加しています。
ここでは、特に有名な大規模大会と、現在のトッププレイヤーについて解説します。
主な大規模世界大会
1. Supernova (旧: Super Smash Con)
アメリカで開催される、スマブラシリーズの大会としては最大規模のイベントの一つです。
- 特徴: 多くのサブイベントが併設され、お祭りのような雰囲気があります。過去のSuper Smash Conからリブランディングされ、「Supernova」としてさらに規模を拡大しています。
- 最近の優勝者:
- Supernova 2025: ミーヤー(ゲーム&ウォッチ)
- Supernova 2024: Sparg0(クラウド、ロイ、ホムラ/ヒカリ)
2. Genesis
アメリカのサンノゼで毎年開催される、長い歴史を持つ格闘ゲーム大会です。スマブラシリーズの大会として特に権威があり、世界中のトッププレイヤーが参加します。
- 特徴: 大規模な参加人数と、レベルの高い試合が特徴です。
- 最近の優勝者:
- GENESIS X2 (2025): Hurt(スネーク) – 日本人初のGenesis優勝として大きな話題となりました。
3. Evolution Championship Series (EVO)
世界最大の格闘ゲーム大会で、日本でも「EVO Japan」が開催されています。スマブラSPも主要種目の一つとして採用されています。
- 特徴: 各格闘ゲームタイトルの最高峰を決める大会として、非常に注目度が高いです。
- 過去の優勝者:
- EVO 2019: MkLeo(ジョーカー)
- EVO 2023: あcola(スティーブ)
- EVO Japan 2024: あcola(スティーブ)
世界のトッププレイヤー
近年、スマブラSPの世界大会では、日本人プレイヤーの活躍が目覚ましく、世界のトップランキングを席巻しています。
- あcola: 世界トップレベルのスティーブ使いとして知られ、若くして数々の大規模大会で優勝を収めています。
- ミーヤー: ゲーム&ウォッチをメインに使い、安定した立ち回りと的確なコンボで高い勝率を誇ります。2025年のSupernovaで海外大規模大会での初優勝を果たしました。
- Hurt: スネーク使いとして知られ、GENESISで日本人初の優勝を成し遂げ、世界的な実力者として認められました。
- Sparg0: メキシコ出身の若手トッププレイヤーで、クラウドやホムラ/ヒカリを巧みに操り、多くの大会で優勝・入賞しています。
- MkLeo: 長らく世界最強と称されていたプレイヤーです。ジョーカーやベレト/ベレスなど、複数のキャラクターを使いこなすことで知られています。
これらのプレイヤーたちは、海外の大規模大会に積極的に参加し、日々その実力を競い合っています。
スマブラSPのガチ勢ルール
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(スマブラSP)の「ガチ勢ルール」とは、公式大会やコミュニティ大会で採用されている、競技性を高めるための統一ルールセットのことです。これにより、公平な環境で実力を競い合うことが可能になります。
以下に、日本の主要で広く採用されているルールを解説します。
基本的なゲーム設定
- ルール: ストック制
- ストック数: 3
- 制限時間: 7分
- チャージ切りふだ: なし
- スピリッツ: なし
- アイテム: なし
- ステージギミック: なし(後述の「ステージルール」参照)
- Miiファイター: 必殺ワザは1固定(カスタマイズ不可)
ステージルール
ステージは試合の公平性を保つため、ギミックが少なく、地形がほぼ左右対称になっているものが選ばれます。大会では、特定の「スターターステージ」と「カウンターステージ」が選ばれます。
- スターターステージ(初期選択可能ステージ)
- 終点
- 戦場
- ポケモンスタジアム2
- すま村
- 村と街
- カウンターステージ(2試合目以降に選択可能になるステージ)
- カロスポケモンリーグ
- ライラットクルーズ
- 小戦場
- プププランド(64)