💰 夢かロマンか?日本に眠る「埋蔵金伝説」ベスト10選
誰もが一度は夢見る、一獲千金。遥かな昔、戦国武将や大名、あるいは幕府が密かに隠したとされる**「埋蔵金」**の伝説は、日本各地に数多く残されています。その金額は、現在の価値に換算すると数兆円にもなると言われ、現代のトレジャーハンターたちを魅了し続けています。
今回は、その中でも特に有名で、信憑性の高い日本の埋蔵金伝説10選を、その背景にある歴史の謎とともにご紹介します。
🇯🇵 探検心を刺激する!日本の埋蔵金伝説トップ10
1. 徳川埋蔵金(群馬県・赤城山麓)
- 伝説の背景: 江戸幕府が大政奉還(1867年)に際し、新政府軍に対抗するための軍資金を隠匿したとされる、日本で最も有名な埋蔵金。
- 金額の規模: 400万両(現在の価値で約3000億円〜20兆円とも試算される)
- 鍵を握る人物: 勘定奉行を務めた小栗忠順(おぐりただまさ)。彼は利根川を遡って大量の金銀が運び込まれるのを目撃されたという噂があり、処刑されたことで伝説に信憑性が加わりました。
- 主な場所: 群馬県の赤城山麓。テレビ番組でも度々発掘調査が行われています。
- 伝説のギミック: 中国の兵法**「八門遁甲」**が施され、偽計が張り巡らされているという説もあります。
2. 武田信玄の軍用金(山梨県・富士河口湖町、静岡県など)
- 伝説の背景: 戦国最強の武将、武田信玄は、甲州金と呼ばれる独自の金貨を確立し、多くの金山を開発しました。彼が戦国時代の軍資金として莫大な金を隠したという伝説です。
- 金額の規模: 諸説ありますが、数千億円規模と見られています。
- 主な場所: 信玄の領地であった甲斐国(山梨県)の富士河口湖町周辺や、静岡県との県境にある金山跡などに伝わります。
3. 豊臣秀吉の埋蔵金(大阪城、多田銀山など)
- 伝説の背景: 天下人豊臣秀吉は、大坂城に莫大な財宝を蓄えたことで知られています。徳川家康が豊臣家を滅ぼした大坂の陣の際、その財宝の一部が密かに運び出されて隠されたという説があります。
- 主な場所: 秀吉が開発させた多田銀山(兵庫県)の周辺や、大坂城の地下深く、また各地の豊臣系大名の領地などに隠し場所が示唆されています。
4. 帰雲城(きうんじょう)の埋没金(岐阜県・白川村)
- 伝説の背景: 1586年、現在の岐阜県白川村にあった帰雲城が大規模な地震と山崩れにより、城主の内ヶ島氏とその一族、城下町もろとも一夜にして埋没しました。
- 金額の規模: 一説には5000億円〜2兆円にも及ぶ黄金が眠っているとされ、その信憑性は高いと注目されています。
- 特徴: 埋蔵されたのではなく、自然災害によって城ごと財産が埋まってしまったという点で、他の伝説とは異なります。
5. 明智光秀の護法救民の宝(岐阜県・八百津町)
- 伝説の背景: 天下統一を目前にした織田信長を討った明智光秀が、落ち延びる際に、民衆を救うための軍資金や財宝を隠したという説。
- 主な場所: 光秀ゆかりの地、岐阜県八百津町の山中にある心覚えの地などが候補とされています。
- 特徴: 財宝発見の暗号を記したとされる古文書が存在するなど、ロマンをかき立てる要素が多い伝説です。
6. 旧日本軍の隠匿物資(福井県・敦賀市など)
- 伝説の背景: 第二次世界大戦の終戦直前、軍部が極秘に集めた金銀財宝や重要物資を、戦後の復興資金や再起のために隠匿したとされる、比較的時代が新しい埋蔵金。
- 金額の規模: その総額は計り知れず、莫大な額に上ると推測されています。
- 主な場所: 福井県敦賀市の山中や、太平洋戦争の激戦地となったフィリピン(山下財宝)など、日本国外にも伝説が残ります。
7. 結城晴朝(ゆうきはるとも)の黄金(栃木県・小山市)
- 伝説の背景: 戦国大名結城氏の当主であった結城晴朝が、上杉謙信の攻撃に備えるなど、いざという時の軍用金として黄金を隠したという伝説。
- 主な場所: 居城であった結城城(茨城県)や、ゆかりの地である栃木県小山市などが候補。
- 特徴: 比較的隠し場所が限定されていることから、現在も地元の発掘家によって探索が続けられています。
8. 毛利元就の埋蔵銀(広島県・呉市)
- 伝説の背景: 戦国時代の知将毛利元就が、中国地方の覇者となる過程で得た**石見銀山(島根県)**の莫大な銀を隠したという伝説。
- 主な場所: 元就ゆかりの寺院や、居城であった**吉田郡山城(広島県)**周辺など。
- 特徴: 埋蔵金ではなく埋蔵「銀」である点が特徴。ある寺院には、異様な武者返しの石垣があり、何かを守っているようにも見えます。
9. 尾張徳川家の埋蔵金(愛知県・名古屋市)
- 伝説の背景: 徳川家康が豊臣家を滅亡させた後、大坂城から得た金銀を御三家に分け与えました。そのうち、尾張徳川家が受け取ったとされる金銀を、祈願寺の地下に隠したという説。
- 主な場所: 名古屋市内の特定の寺院など。
- 特徴: 伝説の場所とされるお堂の地下に、横穴のようなものが実際に確認されており、調査の進展が期待されています。
10. 源義経の埋蔵金(岩手県・平泉など)
- 伝説の背景: 兄源頼朝に追われ、奥州へ逃れた悲劇の英雄源義経が、再起を図るため、あるいは自身が所持していた財宝を隠したという伝説。
- 主な場所: 義経の最期の地とされる奥州平泉(岩手県)周辺や、北海道の義経伝説のある地域など、東北地方を中心に広く伝わります。
🔍 埋蔵金が発見されたらどうなる?
もしあなたが運良く埋蔵金を発見したとしても、残念ながら全額があなたのものになるわけではありません。
埋蔵金は法的に**「埋蔵物」または「遺失物」として扱われます。もしそれが国や旧幕府の所有物と証明された場合、所有権は現在の国(政府)**に帰属します。
しかし、発見者には**「報労金」が支払われます。その額は、埋蔵金の価値の5%から20%と法律で定められています。この報労金の代わりに、政府の判断で埋蔵金現物**の一部を受け取ることも可能です。
ロマン溢れる日本の埋蔵金伝説。未だに発見されていない財宝は、日本の歴史の奥深さ、そして人々の探求心を刺激し続けています。
あなたが最も興味を持った埋蔵金はどれですか?その伝説について、さらに詳しく掘り下げてみましょうか?