水戸黄門の印籠に隠された秘密!中身は徳川家の家紋と「牛黄」の漢方薬

コラム

水戸黄門の印籠は、本来、**携帯用の薬入れ(薬箱)**です。

時代劇で悪人を懲らしめる時に見せるのがお馴染みですが、あれはもともと旅の必需品である常備薬を入れておくための容器でした。

 

💊 印籠の中身に関する情報

 

  • 薬(丸薬・散薬など):印籠は重ねの箱型になっており、丸薬(がんやく)や散薬(さんやく)などの応急の薬を種類ごとに分けて入れて持ち運ぶのに使われていました。旅先では簡単に薬が手に入らなかったため、貴重なものでした。
  • 「牛黄(ごおう)」の漢方薬の説:一部では、印籠の中身は**「牛黄(ごおう)」**という漢方薬ではないか、という説もあります。牛の胆石から作られる動物性の生薬で、当時非常に貴重な「起死回生の妙薬」として知られていました。
  • ドラマでの描写:ドラマ『水戸黄門』の中では、黄門様が「例の薬を」と言って薬を出させたり、高麗人参が入っている薬を渡したり、目を洗うのに使ったりと、万病に効くような様々な薬が入っているように描写されています。

つまり、印籠は徳川家の家紋の権威を示すものとして有名ですが、その機能としてはご老公の常備薬が入ったポータブルな薬箱だったということです。

 

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