瀬戸内海国立公園は、瀬戸内海を中心とする、多島美(多くの島々が浮かぶ景観)が特徴的な国立公園です。

概要と歴史
- 日本初の国立公園の一つ:
- 1934年(昭和9年)3月16日に、雲仙国立公園、霧島国立公園とともに、日本で初めて国立公園に指定された3つの公園の一つです。
- 管理: 環境省が管理しています。
主な特徴
瀬戸内海国立公園の最大の魅力は、その多島美と穏やかな海が織りなす風光明媚な景観にあります。
- 多島美: 瀬戸内海に浮かぶ大小様々な島々が、穏やかな海と相まって独特の景観を作り出しています。
- 歴史と文化: 公園区域には、厳島神社などの歴史的な名所や、豊かな自然と調和した独自の文化が残る地域が多く含まれています。
- 景勝地: 展望台などから雄大な瀬戸大橋や対岸の四国まで見渡せる、景観の優れた場所が多数あります。


主なエリア(一部)
瀬戸内海国立公園は、その名の通り瀬戸内海の広範囲にわたり、複数の府県にまたがる広大なエリアを含んでいます。
- 鷲羽山(岡山県): 瀬戸内海国立公園を代表する景勝地の一つで、瀬戸大橋の雄大な景色が望めます。
- 小豆島の寒霞渓(香川県): 日本三大渓谷美の一つに数えられる景勝地です。
- 屋島(香川県): 多島海が眺められる展望景観が有名で、源平合戦の史跡としても知られています。
- 鞆の浦・沼隈町周辺(広島県): 昔ながらの港町の風景が美しいエリアです。
- 大三島・しまなみ海道周辺(愛媛県・広島県): 大山祇神社をはじめ、美しい島々を結ぶしまなみ海道とその周辺の島々も含まれています。
瀬戸内海国立公園は、日本の「海の公園」の代表格として、豊かな自然と歴史、文化が共存する場所として多くの観光客を惹きつけています



