🏮 ド派手な祭り空間で山賊焼きを喰らう!山口名物「いろり山賊」の魅力
🌟 夜空に輝くテーマパーク!「いろり山賊」とは?
山口県を訪れたことのある人なら誰もが知る、いや、一度訪れたら忘れられないインパクトを持つ飲食店があります。それが、山間に突如として現れる「いろり山賊(いろりさんぞく)」です。
山口県東部の岩国市や周南市に店舗を構える山賊は、その名前に「飲食店」という言葉だけでは収まらない、独特の存在感を放っています。特に夜になると、数えきれないほどの提灯(ちょうちん)やイルミネーションが煌々と輝き、まるで山奥の秘境にあるテーマパークのような、異世界感あふれる空間が出現します。
山賊の魅力は、そのド派手な外観だけではありません。何よりも豪快な料理の数々が、多くの人を惹きつけてやみません。単なる食事処ではなく、「山賊空間」を体験するために、遠方からわざわざ訪れるファンも多い、山口県を代表するレジャースポットなのです。
🍖 豪快かつシンプル!山賊三大名物を味わい尽くす
山賊を語る上で欠かせないのが、その豪快でユニークなメニューです。初めて訪れる人は、まずこの「山賊三大名物」を注文するのがお約束となっています。
1. 山賊焼き
山賊の代名詞とも言えるメニューです。串に刺した大きな鶏もも肉を、特製のタレに何度もくぐらせながら、豪快に炭火でじっくりと焼き上げます。皮はパリッと香ばしく、肉はジューシー。甘辛いタレが食欲をそそり、その大きさからは想像できないほどペロリと食べられてしまいます。これを手づかみで豪快に喰らうのが「山賊流」です。
2. 山賊むすび
野球ボールほどの大きさがある巨大なおむすびです。中には鮭、昆布、梅など定番の具材がぎっしり詰まっており、そのボリュームに誰もが驚かされます。山賊焼きと並ぶ看板メニューで、豪快な食事体験をさらに盛り上げてくれます。
3. 山賊うどん
甘めの出汁と、ごぼう、わかめ、そして大きな肉(豚肉や鶏肉)がたっぷり乗った、どこか懐かしい味わいのうどんです。寒い季節はもちろん、山賊焼きの濃い味の箸休めとしても最適で、ホッとする安心感を与えてくれます。
この三大名物以外にも、串焼きや岩国名物の「岩国寿司」など、バラエティ豊かなメニューが揃っていますが、まずはこの三つで山賊の豪快さを体験してみてください。
🏯 季節と共演する「山賊空間」の楽しみ方
山賊の最大の魅力は、その料理だけでなく、まるでアミューズメント施設のような空間演出にあります。
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店舗の多様性: 山賊には、単にテーブル席があるだけでなく、床に座る座敷席、囲炉裏(いろり)を囲む席、川のせせらぎが聞こえるテラス席など、多種多様な飲食スペースがあります。特に、本館(竈場)の趣ある内装は必見です。
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季節の装飾: 山賊の装飾は、季節ごとに大きく変化します。春には桜、夏には七夕飾り、秋には紅葉、そして冬には雪景色の中に提灯が輝き、一年中お祭りムードが途切れることがありません。特にクリスマスや正月には、さらに特別で豪華な装飾が加わり、訪れる人を楽しませます。
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屋外での食事: 天気の良い日には、川沿いの開放的な席で食事をするのもおすすめです。夜になると、無数の提灯に照らされた空間で、非日常的な雰囲気を味わいながら食事ができます。
山賊は、食事をする場所というよりも、一つのイベント会場のような場所なのです。
🚗 アクセスと訪問のヒント
山賊の本店である玖珂店(くがてん)は、山口県の山間部に位置しています。
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アクセス: 基本的には車での訪問がメインとなります。山陽自動車道の玖珂ICから降りてすぐの場所にあり、駐車場は非常に広大です。
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混雑: 週末や連休の夕方から夜にかけては、非常に混雑し、入店まで待つこともあります。時間をずらして、例えば早めの夕食や深夜帯に訪れるとスムーズに入店できることがあります。
山賊は、その豪快な料理、唯一無二の空間、多くの人々にとって忘れられない思い出を提供し続けています。山口県へのドライブ旅行の際には、ぜひ一度、この非日常的な「山賊ワールド」を体験してみてはいかがでしょうか。

