正月飾りの正しい片付け方と縁起のいい過ごし方とは?

コラム
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正月飾りの正しい片付け方と縁起のいい過ごし方

まず正月飾りとは?

お正月飾りは、
年神様(としがみさま)という“1年の幸せを授けてくれる神様”をお迎えするための飾りです。

家の中をすみずみまで清め、
「ようこそ、今年もよろしくお願いします」
という気持ちを形にしたのが、お正月飾りです。

主なお正月飾りと意味

 ① 門松(かどまつ)

家の入口に置く、松と竹の飾り。
道しるべ。年神様が迷わず家に来てくれるようにという願い。

梅付き門松

 ② しめ飾り(しめ縄)

玄関や台所に飾る縄の飾り。
けがれを寄せつけず、神様を迎える清らかな場所にするため。

お正月飾り/しめ縄のイラスト | 無料のフリー素材 イラストエイト

③ 鏡餅(かがみもち)

丸いお餅を重ねたもの。
→ 年神様が宿る“依り代(よりしろ)”とされ、
 丸い形には「円満」「和やかに過ごせますように」という願いが込められています。

みかん付き鏡餅

なぜ飾るの?

正月飾りを飾る理由

一言でいうと、

「幸せがやってきますように」


「家族みんなが無事で過ごせますように」

そんなやさしい願いを、形として飾る伝統です。

お正月の飾りを見ていると、
松の緑や白いお餅がどこか凛としていて、
まるで家の空気まできれいに整えてくれる感じがしますよね。

 正月飾りの正しい片付け方

お正月飾りは、家に福を招いてくれる小さな守り神のような存在。
片付けるときも、そっと感謝の気持ちを添えると、少し心があたたかくなりますよ。

① 片付ける日にち

  • 一般的には1月7日(松の内が終わる日)に片付けます。

  • 地域によっては1月15日までの場合もあります。

  焦らず、あなたのペースで大丈夫です。

② 片付け方

  • しめ縄・しめ飾り・門松などは、ゴミとしてそのまま捨てるのではなく、
    結び目をそっとほどき、紙や葉を分別して「清潔な状態」にして捨てるのが丁寧な扱い方です。

  • 焼き納め(どんど焼き)がある地域なら、神社に持っていくとより縁起が良いです。

③ してはいけない日

  • 1月8日〜10日頃の“八日や十日”は片付けに向かないと言われる地域もあります。
     ただし必ず守らなければいけない決まりではないので、無理に合わせなくても大丈夫ですよ。

 

縁起のいい過ごし方

新しい一年が、静かな朝日みたいにゆっくり明るく広がっていくように——
そんな過ごし方を少しだけ紹介します。

 ① 小さなものを新調する

ハンカチ・靴下・手帳など、気軽に替えられる「毎日使うもの」を新しくすると、
心の風がふわりと入れ替わります。

 ② 玄関を整える

玄関は“福の入り口”。
靴をそろえて、軽く掃くと、凛とした空気がまた帰ってきます。

③ 今年の「やりたいこと」を一行だけ書いておく

難しく考えずに、
「今年はこれができたら嬉しい」
…と一行でも書くと、未来にやさしい灯りがともります。

④ 感謝をひとつ思い出す

家族や友達、自分の行動でもOK。
一つだけ思い浮かべると、新しい年がすっと柔らかく動き出します。

【まとめ】正月飾りの正しい片付け方と、縁起よく過ごすためのポイント

お正月飾りは、年神様をお迎えし、家族の幸せや一年の無事を願うために飾られる、日本ならではの温かい伝統です。門松・しめ飾り・鏡餅にはそれぞれ意味があり、家を清め、福を呼び込む役割を持っています。

片付けるときは 1月7日(松の内) を目安に、そっと感謝の気持ちを添えて取り外します。可能なら、神社のどんど焼きでお焚き上げに出すとより丁寧。地域によっては1月15日まで飾るところもあり、自分のペースに合わせて問題ありません。

新しい年をよりよく過ごすためには、玄関を整えたり、毎日使う小さな物を新調したり、今年のやりたいことを一行だけ書き出すなど、心が明るくなる習慣を添えてみるのがおすすめです。感謝をひとつ思い出すだけでも、運気がふわりと開いていきます。

正月飾りは、幸せを迎える準備。片付けは、新しい一年を歩き始める合図。
心を少し整えるだけでも良き新年を迎えることができるのではないでしょうか?

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