- 2025年版】世界が認める親日国はどこ?日本と絆が深い「親交の国」10選
- 1. 台湾(Taiwan):心からの「兄弟のような絆」
- 2. アメリカ(USA):不動の最強同盟国
- 3. タイ(Thailand):王室と皇室が繋ぐ信頼
- 4. トルコ(Turkey):130年以上続く「恩返し」の連鎖
- 5. インドネシア(Indonesia):共に独立を目指した歴史
- 6. ブラジル(Brazil):世界最大の日系社会
- 7. フィンランド(Finland):ヨーロッパ屈指の親日家
- 8. パラオ(Palau):国旗に込められた(?)親愛の情
- 9. オーストラリア(Australia):クアッドを支える南の相棒
- 10. フランス(France):文化・芸術への相互リスペクト
- まとめ:私たちができる「民間外交」
2025年版】世界が認める親日国はどこ?日本と絆が深い「親交の国」10選
海外旅行やニュースを通じて「日本が好き」「日本と仲が良い」という話を聞く機会が増えています。しかし、なぜその国が日本と仲が良いのか、歴史的な経緯まで知っている人は意外と少ないかもしれません。
2025年現在、政治・経済・そして民間レベルで日本と強い信頼関係を築いている10か国をピックアップしました。各国の意外なエピソードと共に、その深い絆を探ってみましょう。
1. 台湾(Taiwan):心からの「兄弟のような絆」
民間調査で常に「最も好きな国」の上位に挙がるのが台湾です。 東日本大震災の際に200億円を超える義援金を送ってくれたことは記憶に新しいですが、その背景には日本統治時代に築かれたインフラや教育への敬意、そして近年の民主主義を共有するパートナーとしての連帯感があります。現在は半導体産業でも不可欠なパートナーです。
2. アメリカ(USA):不動の最強同盟国
政治・安全保障において、日本にとって最も重要なパートナーであることは間違いありません。 戦後の占領期を経て、現在では文化・経済の両面で深く結びついています。アニメや日本食が全米で熱狂的に受け入れられる一方で、日本もまたアメリカの映画や音楽に大きな影響を受けてきました。世界最強の信頼関係を持つペアの一つと言えます。
3. タイ(Thailand):王室と皇室が繋ぐ信頼
タイは東南アジアでも屈指の親日国です。 タイ王室と日本の皇室は非常に親密な交流を続けており、これが国民感情にも良い影響を与えています。また、多くの日本企業が進出している「東洋のデトロイト」でもあり、ビジネスの現場でも日本への信頼は絶大です。
4. トルコ(Turkey):130年以上続く「恩返し」の連鎖
トルコが親日である理由は、1890年の「エルトゥールル号事件」まで遡ります。 和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦を地元の村人が献身的に救助したことが、今もトルコの教科書に載っています。この恩返しとして、1985年のイラン・イラク戦争時には、トルコ航空が取り残された日本人を救出するために危険を顧みず飛んでくれたという、感動的な歴史があります。
5. インドネシア(Indonesia):共に独立を目指した歴史
インドネシアの親日の背景には、戦後の独立戦争で共に戦った残留日本兵の存在があります。 「アジアを植民地支配から解放した」という側面がポジティブに受け継がれており、現在はインフラ整備や地下鉄建設などを通じて、日本の技術力が国の発展を支えるパートナーとして高く評価されています。
6. ブラジル(Brazil):世界最大の日系社会
ブラジルには約200万人という、世界最大の日系人コミュニティが存在します。 かつて移住した日本人たちが、不毛の地を豊かな農地に変えた勤勉さと誠実さが、ブラジル社会で「ジャポネス(日本人)」への絶対的な信頼を築き上げました。地球の裏側にありながら、非常に心の距離が近い国です。
7. フィンランド(Finland):ヨーロッパ屈指の親日家
北欧の中でもフィンランドは特に日本に好意的です。 そのルーツは意外にも、旧5,000円札の肖像だった新渡戸稲造にあります。国際連盟時代、彼がフィンランドとスウェーデンの領有権争いを平和的に解決したことが歴史に刻まれているのです。また、デザインやサウナ文化、ムーミンなど、感性の面でも両国は深く響き合っています。
8. パラオ(Palau):国旗に込められた(?)親愛の情
親日国として有名な島国パラオ。日本の委任統治時代に、インフラや教育が整備されたことを肯定的に捉える老人が多いのが特徴です。 パラオの国旗は青地に黄色の丸ですが、これは「日本の日の丸に敬意を表し、月を描いたもの(太陽である日本を照らす月)」という説が広く知られています。
9. オーストラリア(Australia):クアッドを支える南の相棒
近年、安全保障の面で日本と急速に接近しているのがオーストラリアです。 「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための重要なパートナーであり、経済面でも資源供給などで深く依存し合っています。ラグビーやワーキングホリデーを通じた民間交流も非常に盛んです。
10. フランス(France):文化・芸術への相互リスペクト
政治的な同盟だけでなく、文化的な「憧れ」で結ばれているのがフランスです。 19世紀のジャポニスムから現代のアニメ・マンガ文化に至るまで、フランス人は日本文化に対して非常に高い敬意を持っています。また、日本側もフランスのファッションや料理に憧れを抱いており、文化的な相思相愛の関係が続いています。
まとめ:私たちができる「民間外交」
日本が世界中からこれほどまでに信頼されているのは、先人たちの誠実な働きや、現代のクリエイターが生み出す文化の力があったからです。
しかし、最も大切なのは私たち一人ひとりの振る舞いです。海外を訪れる際、あるいは日本で外国の方に接する際、その一つ一つの小さな交流が、未来の「親日国」をさらに増やしていく鍵となります。


