サンタクロースの裏側!?驚きの雑学5選
12月になると街中に現れる、赤い服に白い髭のサンタクロース。誰もが知っている存在ですが、実はその正体や歴史には「へぇ〜!」と思わず唸るような意外な事実が隠されています。
今回は、クリスマスがもっと楽しくなるサンタクロースの雑学を厳選してお届けします。
1. サンタのモデルは「超アクティブ」な聖職者だった
サンタクロースのモデルは、4世紀頃の東ローマ帝国(現在のトルコ)にいた司教、聖ニコラウスと言われています。彼は慈悲深く、困っている人を放っておけない性格でした。
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煙突からプレゼントの由来: 貧しさゆえに身売りされそうになっていた3人の娘を救うため、ニコラウスが煙突から金貨を投げ入れたところ、偶然軒下に干してあった靴下の中に入ったという伝説が、今のスタイルの原型です。
2. かつてのサンタは「緑色」や「青色」だった?
「サンタ=赤い服」というイメージは、実は比較的最近定着したものです。
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19世紀頃までは、緑色や青色、茶色など、様々な色の服を着たサンタのイラストが存在していました。
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現在の「真っ赤な服に白いファー、ふっくらした体型」というイメージを世界中に定着させたのは、1931年にコカ・コーラ社が広告に採用したイラストが大きなきっかけだと言われています。
3. トナカイには全員「名前」と「性別」の説がある
サンタのソリを引くトナカイは全部で9頭。彼らにはそれぞれ名前があります。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェン。そして、鼻の赤いルドルフです。
実は、生物学的な視点から面白い説があります。**「冬に角が生えているトナカイはメスだけ」**という事実です。オスのトナカイは冬になると角が抜け落ちてしまうため、クリスマスの夜に立派な角を掲げている彼らは、実は全員メス(あるいは去勢されたオス)である可能性が高いのです。
4. 世界で唯一「公認」されたサンタの住所
「サンタさんはどこに住んでいるの?」という子供の疑問に、大人は自信を持って答えられます。
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フィンランドのロヴァニエミ市には**「サンタクロース村」**があり、ここには世界中から毎年数十万通の手紙が届きます。
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カナダ郵便公社は、サンタ専用の郵便番号まで用意しています。その番号は**「H0H 0H0」**(ホー・ホー・ホー)。サンタの笑い声になっているという粋な計らいです。
5. 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)がガチで追跡
アメリカとカナダの防空を担う軍事組織NORADは、毎年クリスマスイブになると、最新鋭のレーダーを駆使して「サンタの追跡」をリアルタイムで公開しています。
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きっかけは間違い電話: 1955年、ある広告に載っていた「サンタへの直通電話」の番号が誤植で、当時の大陸防空司令部の極秘電話につながってしまいました。
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電話に出た司令官が、子供の夢を壊さないよう「レーダーで確認したところ、サンタは北極から南に向かっているぞ!」と答えたのが始まりで、現在も伝統として続いています。


