黄金の血液「Rh-null」とは?世界で数十人の珍しい血液型と日本の「稀血」事情

コラム


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1. 黄金の血液「Rh-null(アールエイチ・ナル)」

世界で最も珍しいと言われる血液型で、通称「黄金の血液(Golden Blood)」と呼ばれています。

  • 珍しさ: 世界で確認されているのはわずか50人程度

  • 特徴: 通常、赤血球には「Rh抗原」というタンパク質が50種類以上存在しますが、Rh-nullの人はこれらが一切存在しません(Rhマイナスよりもさらに特殊な状態)。

  • 医学的価値: 誰にでも輸血できる「究極の万能血」として非常に価値が高い一方、本人に輸血が必要な場合は、世界中に点在する同じ血液型の人から取り寄せる必要があり、非常にリスクが高いとされています。

2. ボンベイ型(Oh型)

1952年にインドのボンベイ(現在のムンバイ)で初めて発見された血液型です。

  • 珍しさ: インドでも1万人に1人、欧州では100万人に1人と言われるほど稀です。

  • 特徴: 検査上は「O型」と判定されますが、実は全てのABO血液型の基礎となる「H物質」という抗原を持っていません。

  • 注意点: 通常のO型の血を輸血すると、体内で激しい拒絶反応が起きてしまいます。そのため、ボンベイ型の人には、同じボンベイ型か、あらかじめ保存しておいた自分の血しか輸血できません。

3. 日本人に多い(?)稀な血液型

世界的に見れば稀ですが、日本で見つかったり、日本人に比較的多く見られたりする特殊な型もあります。

  • Jr(a-)(ジェイアール・エーマイナス):

    2012年に新しい血液型として認定されました。日本人の約2,000人に1人がこの型と言われており、世界的に見れば非常に珍しい型です。

  • -D-(バー・ディー・バー):

    Rh血液型の中でも、特定の抗原がごっそり抜け落ちている型です。日本では数十万人に1人の割合で見つかります。

4. 珍しいRhマイナスの割合

日本では「Rhマイナス」自体が珍しいとされますが、世界に目を向けると地域差が激しいのが特徴です。

地域・人種 Rhマイナスの割合
日本人 約0.5%(200人に1人)
欧米人(白人) 約15%(7人に1人)
アフリカ系 約5%

 

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