「ファミリーマートに行くと、服や髪に油の匂いがつく」と感じる方は少なくありません。実はこれには、ファミリーマートならではの商品戦略と店舗構造が深く関係しています。
なぜ他のコンビニよりも「油臭い」と感じやすいのか、主な理由を4つに整理して解説します。
1. 「ファミチキ」という圧倒的な看板商品の存在
ファミリーマートの象徴とも言える「ファミチキ」は、店内で衣付けから揚げるタイプではなく、工場で成形されたものを店舗のフライヤーで最終調理しています。
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調理頻度の高さ: 圧倒的な販売数を誇るため、常にフライヤーが稼働しており、油が加熱され続けています。
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独特のスパイス: ファミチキ特有のスパイス香が油に溶け出し、それが蒸気となって店内に広がるため、単なる「油の匂い」以上のインパクトを与えます。
2. レジカウンターでの「ライブ感」を重視した配置
コンビニのフライヤー(揚げ物機)は、客から見えるレジ横に設置されています。
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購買意欲の刺激: 揚げたての香りをあえて店内に漂わせることで、客に「ついで買い」を促す戦略があります。
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空気の対流: レジ周辺は客の出入りが激しく、空気の流れが複雑です。そのため、フライヤーから上がった油煙が換気扇に吸い込まれる前に店内に拡散しやすい構造になっています。
3. フライヤーの換気能力と店舗の気密性
コンビニは夏冬の冷暖房効率を高めるために気密性が高く作られています。
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換気量不足: 古い店舗や小型の店舗では、揚げ物の調理量に対して換気扇の能力が追いつかない場合があります。
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空気の循環: 店内の空気が十分に外に入れ替わらず、店内の商品(特に衣類や雑誌など)に油の粒子が付着し、それが独特の匂いの元となります。
4. 油の酸化(使い込み)による匂い
どんなに新しい油でも、長時間加熱し続けたり、肉の脂が溶け出したりすると「酸化」が進みます。
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酸化臭: 油が古くなると、特有のツンとした刺激臭や、重たい脂っこい匂いが発生します。ファミマは揚げ物の回転が早いため油の交換頻度も高いはずですが、ピークタイムにはどうしても油が酷使される状態になります。
💡 対策:匂いを避けるには?
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滞在時間を短くする: セルフレジを活用し、レジ横の滞留時間を減らすのが最も効果的です。
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新しい店舗を選ぶ: 最近の新しい店舗やリニューアル店では、換気システムが改良されており、匂いが以前より抑えられている傾向があります。
「あの匂いを嗅ぐとお腹が空く」というファンも多い一方で、服への影響が気になるのも事実ですよね。


