「それ、セクハラかも?」無意識にやってしまう意外なシチュエーションと対策を解説

コラム

「自分は大丈夫」と思っている人ほど、無意識のうちに「現代の基準」からズレてしまい、意図せずセクハラ(環境型セクハラ)をしてしまっているケースが増えています。

特に、良かれと思って言ったことや、コミュニケーションの一環だと信じている行動が危険です。意外な「地雷」ポイントを整理しました。


1. 褒めているつもりの「容姿・属性」への言及

昔は「褒め言葉」とされていた内容も、現在は「仕事に関係のないプライベートな評価」とみなされます。

  • 「痩せたね」「スタイルがいいね」

    • 健康状態やダイエットの成否に踏み込むのはNG。

  • 「今日の服、似合ってるね(色が綺麗だね)」

    • 毎日服装をチェックされているようで不快、と感じる人もいます。

  • 「さすが女性ならではの視点だ」「男らしい決断だ」

    • 性別で役割や能力を決めつける「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」です。

2. 「親しみやすさ」を勘違いした距離感

心理的な距離を縮めようとする行為が、相手にとっては精神的な侵入になることがあります。

  • 「下の名前」や「ちゃん・くん」で呼ぶ

    • 相手が自分を役職や「さん」で呼んでいるのに、自分だけ崩すのは権力勾配(パワーバランス)を利用した軽視ととられる場合があります。

  • プライベートの深掘り

    • 「休日は何してるの?」「付き合ってる人いないの?」という質問。

  • 飲み会での「お酌」や「座席指定」の強要

    • 「女性が注いだほうが美味しい」といった発言は典型的なアウトです。

3. リモートワーク・デジタル環境での油断

対面でないからこそ、配慮が欠けやすくなるシチュエーションです。

  • ビデオ会議で背景や部屋の中を突っ込む

    • 「後ろに映ってるの何?」「おしゃれな部屋だね」など。

  • SNSでの過度なリアクション

    • 部下や同僚の個人SNSを見つけ出し、業務外で「いいね」やコメントを連発する行為。

  • 夜間・休日のチャット連絡

    • 内容が業務でも、頻度や時間帯によっては「生活を監視・拘束されている」というハラスメントに繋がります。

4. 「自虐」や「ネタ」のつもり

自分がターゲットならいいだろう、という思い込みも危険です。

  • 「俺(私)みたいなオジサン(オバサン)と話すの嫌でしょ?」

    • 相手に「そんなことないですよ」という否定(気遣い)を強制させる「セクハラ・ハラスメント」になります。

  • 下ネタを「場を和ませるため」に使う

    • 「最近の若い子は硬すぎるから」という言い訳は通用しません。


なぜ「意外なところ」で起きてしまうのか?

それは、「意図(善意だった)」よりも「相手がどう受け取ったか(不快だった)」が優先されるのが現在のルールだからです。

チェックポイント: その発言を、「自分と性別が違う人」や「自分の家族(子供やパートナー)」が、他の中年男性(または女性)から言われていても、100%微笑ましく見守れますか?

もし少しでも「ん?」と思うなら、それは控えるべきラインかもしれません。

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