広島県のB型作業所の現状は?工賃相場や最新の報酬改定、事業所選びのポイントを解説

コラム

広島県(特に広島市周辺)における就労継続支援B型事業所(B型作業所)の現在の状況について、2024〜2026年の最新動向をふまえて整理しました。

広島県内には多様な事業所がありますが、現在は「工賃向上」「報酬改定への対応」という2つの大きな転換期にあります。

1. 広島県内の事業所の特徴と傾向

広島県内(広島市、福山市、呉市など)のB型事業所は、地域によって特色が分かれています。

  • 作業内容の多様化: 従来の内職的作業(袋詰め、清掃)だけでなく、広島の特色を活かした「自主製品(レモン加工品、もみじ饅頭関連、牡蠣殻利用)」や、IT・クリエイティブ系(データ入力、Web制作)の事業所が増えています。

  • 工賃の格差: 広島県の平均工賃は全国平均並み(月額1.6万〜2万円程度)ですが、高いところでは月3万円以上を目指す事業所から、マイペースな活動を重視して数千円のところまで、二極化が進んでいます。

2. 2024〜2026年の制度的な動き

現在、国の方針(報酬改定)により、事業所の運営ルールが厳格化・複雑化しています。

  • 報酬体系の細分化: 2024年度の改定を受け、2026年にかけて「どれだけ工賃を支払っているか」や「どれだけ一般就労に繋げたか」によって、国から事業所に入るお金(報酬)が変わる仕組みが強化されています。

  • 質の向上へのプレッシャー: 広島県でも「広島県事業所工賃向上計画」に基づき、各事業所は「ただ場所を提供する」だけでなく、「いかに利用者の収入を増やすか」という経営努力を強く求められるようになっています。

3. 現在の課題

  • 原材料費・光熱費の高騰: お弁当製造やパン屋などを営む事業所が多く、物価高が工賃の原資を圧迫しています。

  • スタッフの確保: 福祉人材の不足は広島でも深刻で、手厚い支援体制を維持するのに苦労している事業所も見受けられます。

4. 事業所を探す・検討する場合のポイント

広島でB型作業所を探されている場合、以下の方法で「最新の空き状況」や「雰囲気」を確認するのが確実です。

  1. 広島市「障害者就業・生活支援センター」: 地域の各区に設置されており、現在の空き状況や評判を一番把握しています。

  2. ハローワークの専門窓口: B型は雇用契約を結びませんが、相談員が地域の事業所情報を持っています。

  3. WAM NET(ワムネット): 広島県内の各事業所が公表している「平均工賃」や「定員」を検索できる公的なデータベースです。

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