意外と知らない「3月の行事食」。ぼたもちと春分の日の関係

コラム

意外と知らない「3月の行事食」──ぼたもちと春分の日の深い関係

3月といえば、少しずつ寒さが和らぎ、春の気配を感じ始める季節。
そんな3月の代表的な行事のひとつが「春分の日」です。

実はこの春分の日、ぼたもちと深い関係があることをご存じでしょうか?

春分の日とは?

春分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、自然をたたえ、生き物をいつくしむ日とされています。
また、日本では古くからご先祖様を供養する日としても大切にされてきました。

春のお彼岸とぼたもち

春分の日を中日とする前後7日間は「春のお彼岸」。
この期間にお墓参りをしたり、仏壇にお供えをしたりする風習があります。

そこで登場するのが「ぼたもち」です。

ぼたもちは、もち米とうるち米を混ぜたご飯を丸め、あんこで包んだ和菓子。
春に咲く牡丹(ぼたん)の花に見立てて名付けられたと言われています。

ちなみに、秋のお彼岸では同じものを「おはぎ」と呼びますが、これは萩の花に由来しています。
季節の花に名前を変える、日本らしい美しい文化ですね。

なぜ春分の日にぼたもちを食べるの?

ぼたもちに使われる小豆の赤い色には、邪気を払う力があると信じられてきました。
ご先祖様への感謝とともに、家族の健康や無病息災を願う意味が込められているのです。

また、砂糖が貴重だった時代には、甘いぼたもちは特別なごちそう。
年に数回しかない行事食として、春分の日に食べる習慣が根づいていきました。

行事食を知ると、季節がもっと楽しくなる

なんとなく食べていたぼたもちも、由来を知ると春分の日が少し特別に感じられます。
忙しい日常の中でも、季節の行事食を取り入れることで、日本の四季や文化を身近に感じてみてはいかがでしょうか。

今年の春分の日は、ぜひ意味を思い出しながら、ぼたもちを味わってみてくださいね。

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