広島県の大崎上島(おおさきかみじま)に伝わる「櫂伝馬(かいでんま)」ですね!
瀬戸内海の荒波を漕ぎ抜けるその姿は、勇壮かつ華やかで、島の魂とも言える伝統行事です。
地元の方々の熱気と、伝統を守るプライドが詰まったこの文化について、分かりやすく解説します。
🛶 櫂伝馬とは?
櫂伝馬は、かつて瀬戸内海で活躍した「機動力の高い小型の木造船」がルーツです。現在は、毎年夏に行われる「きのえ十七夜祭」などの祭礼行事のメインイベントとして知られています。
特徴と役割
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編成: 1隻に約20〜30名が乗り込みます。
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役割分担:
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水夫(かこ): 「ホーランエ、ヨヤサー」の掛け声とともに、力強く櫂を漕ぐ若者たち。
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音頭取り: 船首で拍子を取り、リズムを作る司令塔。
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剣振り(けんふり): 豪華な衣装をまとい、船首で長い剣を振って舞う花形。
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太鼓・鉦: リズムを刻み、士気を高めます。
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⚓ 見どころ:競漕(レース)と舞
大崎上島の櫂伝馬が特別なのは、単なるパレードではなく「ガチの競漕」がある点です。
1. 迫力の競漕
複数の地区から出された船が、スピードを競います。船体が激しく揺れ、櫂が水飛沫を上げる様子は圧巻です。狭い港内での旋回技術(舵さばき)も見どころの一つです。
2. 美しい「剣振り」
船が走っている間、船首では「剣振り」が独特の舞を披露します。揺れる船の上でバランスを取りながら舞う姿は、勇気と美しさの象徴です。
📅 いつ見られる?
もっとも有名なのは、木江(きのえ)地区で行われるお祭りです。
| 行事名 | 開催時期 | 場所 |
| きのえ十七夜祭 | 毎年7月下旬(土曜日) | 木江港周辺 |
| 白水・垂水櫂伝馬 | 8月(お盆時期など) | 各地区の港 |


