美女と野獣(オリジナル・サウンドトラック 日本語版)
1991年に全米公開された『美女と野獣』はアニメーション映画として史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされたディズニー映画の金字塔。その魅力のひとつに挙げられるのがアカデミー賞(作曲賞・主題歌賞)、ゴールデングローブ賞(作曲賞・主題歌賞)、グラミー賞(主要部門を含む8ノミネートで5部門受賞)を総なめにした音楽だ。主題歌「美女と野獣」はもちろん、劇中で歌われるミュージカルナンバーは今も世界中で歌いつがれ愛され続けている。
ディズニーが不朽の名作『美女と野獣』を完全実写映画化!スコア曲を担当するのは、アラン・メンケン。ボーカル曲は作曲アラン・メンケン、作詞はハワード・アシュマンとティム・ライス。スペシャル・トラックに昆夏美と山崎育三郎が歌う「美女と野獣」他、豪華吹替版キャストによる日本語歌やアリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌う主題歌「美女と野獣」、さらにエンドソングとしてセリーヌ・ディオンの「時は永遠に」、ジョシュ・グローバンの「ひそかな夢」他、収録。 (C)RS
4月21日(金)に公開されるその実写版『美女と野獣』ではヒロインのベルを演じるエマ・ワトソンを始め、ユアン・マクレガー、エマ・トンプソンといった豪華キャストの歌によっておなじみの名曲の数々がより華やかに生まれ変わった。さらに実写化にあたって、野獣がベルへの想いを込めて歌う切ないバラード「ひそかな夢」や、心のなかに生き続ける愛について歌った「時は永遠に」などストーリーに深みを与える3曲の新曲が書き下ろされている。
作曲は、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』など世界中で愛されるディズニーの名曲の数々を生み、合計8回のアカデミー賞受賞歴を誇るアラン・メンケン。作詞は比類なき才能を発揮しながら若くしてこの世を去ったハワード・アシュマン。新曲は故アシュマンに代わってミュージカル界の大御所ティム・ライスが作詞を手がけ、メンケンとともに書き下ろした。
また、ディズニー映画では劇中歌をポップバージョンにアレンジして人気シンガーがエンドクレジット用に歌い直すのがお約束になっているが、本作のエンドクレジットはアリアナ・グランデとジョン・レジェンドが主題歌「美女と野獣」を歌う。絶大な人気と実力を誇る旬な2人の初デュエットが実現した。ジョンが弾き語りするピアノに合わせて、バラの花をイメージした真紅のドレス姿のアリアナが歌う、美しいミュージックビデオも話題の的だ。この曲は26年前のアニメーション版でセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが歌って大ヒットしたナンバーだが、そのセリーヌも新曲の「時は永遠に」を歌い映画のエンドクレジットを彩っている。「ひそかな夢」は圧倒的な歌唱力を持つジョシュ・グローバンが歌う。
さらに今回大きな注目を集めているのが日本の名優たちが集結した“プレミアム吹替版”。ベル役をミュージカル界のホープ昆夏美、野獣役を舞台やTVで幅広く活躍する山崎育三郎が演じるほか、演技力のみならず歌唱力も一流のスターが勢ぞろいしている。
美しい映像と音楽が織りなす魔法の世界
実写版『美女と野獣』は、アニメーション版の名作を忠実に再現しつつ、新たな要素も加わったことで大きな話題を呼びました。特に、その美しい映像と、映画を彩る素晴らしい音楽は、観客の心を深く捉えました。今回ご紹介するオリジナルサウンドトラックは、そんな感動をいつでも自宅で、そして移動中でも楽しめる至福のアイテムです。
英語版と日本語版:どちらを選ぶ?
『美女と野獣』の実写化サウンドトラックには、主に英語版と日本語版の2種類が存在します。それぞれに魅力があり、どちらを選ぶか迷う方もいるかもしれません。それぞれの特徴を見ていきましょう。
英語版の魅力:オリジナルキャストの感動をそのままに
英語版のサウンドトラックは、ベル役のエマ・ワトソン、野獣役のダン・スティーヴンスをはじめとするオリジナルキャストが歌唱を担当しています。彼女たちの感情豊かな歌声は、映画の感動をダイレクトに伝えてくれます。特に、エマ・ワトソンの透明感のある歌声は、ベルの知的で優しい魅力を引き立てています。
また、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドによる主題歌「美女と野獣」や、セリーヌ・ディオンによる新曲「How Does A Moment Last Forever」、ジョシュ・グローバンによる「Evermore」など、豪華アーティストによる楽曲も収録されており、聴きごたえも抜群です。アラン・メンケンによる美しい劇伴も、映画の壮大な世界観を余すところなく表現しています。
日本語版の魅力:日本語ならではの emotional な表現
一方、日本語版のサウンドトラックでは、ベル役を昆夏美さん、野獣役を山崎育三郎さんといった、日本を代表するミュージカル俳優たちが歌唱を担当しています。日本語ならではの繊細な歌詞と、お二人の表現力豊かな歌声は、英語版とはまた違った感動を与えてくれます。特に、日本語で歌われることで、歌詞の意味がより深く理解でき、物語の emotional な部分に強く共感できるでしょう。
どちらを選ぶかは、個人の好みや、映画をどのように楽しみたいかによって変わってきます。オリジナルキャストの歌声で映画の雰囲気をそのまま味わいたい方は英語版、日本語でじっくりと歌詞を噛み締めたい方は日本語版がおすすめです。
デラックス・エディションと通常版の違い
サウンドトラックには、通常版に加えてデラックス・エディションも存在します。デラックス・エディションには、通常版に収録されている楽曲に加えて、未発表曲やインストゥルメンタルバージョン、さらにはメイキング映像などを収録した特典ディスクが付いている場合があります。より深く『美女と野獣』の世界に浸りたい方や、制作の裏側を知りたい方には、デラックス・エディションがおすすめです。
心に残る名曲たちをレビュー
『美女と野獣』のサウンドトラックには、世代を超えて愛される名曲が多数収録されています。その中でも特に印象的な楽曲をいくつかご紹介しましょう。
- 朝の風景 (Belle): ベルの好奇心旺盛で自由を求める心情が歌われた、活気あふれるナンバー。エマ・ワトソンの歌声が、ベルの魅力を一層引き立てます。
- 強いぞ、ガストン (Gaston): ガストンの自信過剰で自己中心的な性格をコミカルに表現した楽曲。ルーク・エヴァンスとジョシュ・ギャッドの掛け合いが絶妙です。
- ひとりぼっちの晩餐会 (Be Our Guest): 魔法の城の住人たちが、ベルを温かく迎え入れる賑やかなシーンを彩る、ミュージカルナンバーの傑作。
- 愛の芽生え (Something There): ベルと野獣の間に、徐々に愛が芽生えていく様子を繊細に描いた美しいデュエット。
- 美女と野獣 (Beauty and the Beast): 物語のテーマを象徴する、優しくも感動的なバラード。エマ・トンプソンの温かい歌声が心に染み渡ります。
- ひそかな夢 (Evermore): 野獣がベルへの抑えきれない想いを切なく歌い上げる、実写版オリジナルの楽曲。ダン・スティーヴンスの emotional な歌声が胸を打ちます。
- 美女と野獣 (Beauty and the Beast) – アリアナ・グランデ & ジョン・レジェンド: 現代的なアレンジが施された、壮大でロマンチックな主題歌。二人の歌唱力も圧巻です。
- 時は永遠に (How Does A Moment Last Forever) – セリーヌ・ディオン: 物語の普遍的なテーマを歌い上げた、感動的な新曲。セリーヌ・ディオンの圧倒的な歌唱力が光ります。
01. 美女と野獣 序曲 / アラン・メンケン
02. メインタイトル:プロローグ パート1 / アラン・メンケン、 ナレーション by アガット(戸田恵子)
03. アリア / マダム・ド・ガルドローブ(濱田めぐみ)
04. メインタイトル:プロローグ パート2 / アラン・メンケン、 ナレーション by アガット(戸田恵子)
05. 朝の風景 / ベル(昆夏美)、ガストン(吉原光夫)、美女と野獣アンサンブル
06. 時は永遠に(ミュージックボックス・バージョン) / モーリス(村井國夫)
07. 朝の風景(リプライズ) / ベル(昆夏美)
08. 強いぞ、ガストン / ル・フウ(藤井隆)、ガストン(吉原光夫)、美女と野獣アンサンブル
09. ひとりぼっちの晩餐会 / ルミエール(成河)、ポット夫人(岩崎宏美)、プリュメット(島田歌穂)、コグスワース(小倉久寛)
10. デイズ・イン・ザ・サン~日差しをあびて~ / 羽賀惇大、カデンツァ(松澤重雄)、ルミエール(成河)、プリュメット(島田歌穂)、コグスワース(小倉久寛)、ポット夫人(岩崎宏美)、ベル(昆夏美)、マダム・ド・ガルドローブ(濱田めぐみ)、原 慎一郎
11. 愛の芽生え / ベル(昆夏美)、野獣(山崎育三郎)、ルミエール(成河)、コグスワース(小倉久寛)、ポット夫人(岩崎宏美)、チップ(池田優斗)、プリュメット(島田歌穂)
12. 時は永遠に(モンマルトル・バージョン) / ベル(昆夏美)
13. 美女と野獣 / ポット夫人(岩崎宏美)
14. ひそかな夢 / 野獣(山崎育三郎)
15. 夜襲の歌 / ガストン(吉原光夫)、ル・フウ(藤井隆)、美女と野獣アンサンブル、ポット夫人(岩崎宏美)、コグスワース(小倉久寛)、カデンツァ(松澤重雄)、チップ(池田優斗)、プリュメット(島田歌穂)、ルミエール(成河)
16. 美女と野獣~フィナーレ~ / マダム・ド・ガルドローブ(濱田めぐみ)、ポット夫人(岩崎宏美)、美女と野獣アンサンブル
17. 時は永遠に / セリーヌ・ディオン
18. 美女と野獣 / アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド
19. ひそかな夢 / ジョシュ・グローバン
20. 美女と野獣 / 昆夏美&山崎育三郎
これらの楽曲を聴くだけで、映画の感動的なシーンが鮮やかに蘇り、何度でもその世界に浸ることができます。
サウンドトラックの購入方法
『美女と野獣』実写化のオリジナルサウンドトラックは、主要なCDショップやオンラインストアで購入することができます。
- CD: 音質の良さや、ジャケットなどの physical な魅力を楽しみたい方におすすめです。通常版とデラックス・エディションがあるので、内容を確認して選びましょう。
- デジタル配信: スマートフォンや音楽プレーヤーで手軽に楽しみたい方におすすめです。iTunes Store、Amazon Music、Spotifyなど、様々なプラットフォームで購入・ストリーミング再生が可能です。
ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、最適な方法でサウンドトラックを手に入れて、いつでも『美女と野獣』の音楽の世界をお楽しみください。
まとめ
今回は、『美女と野獣』実写化オリジナルサウンドトラックの英語版と日本語版の違い、収録されている名曲たち、そして購入方法について詳しくご紹介しました。この素晴らしいサウンドトラックを聴けば、映画の感動が再び蘇り、何度でもその魔法の世界に浸ることができるでしょう。
英語版でオリジナルキャストの熱演を堪能するもよし、日本語版で物語の emotional な部分を深く理解するもよし。ぜひ、お好みのサウンドトラックを手に入れて、『美女と野獣』の音楽が織りなす感動を体験してみてください。