地獄の釜の蓋?キランソウの別名の由来と驚きの薬草パワーを解説

コラム

キランソウ(金瘡小草)は、春の野山や道端で、地面にへばりつくように紫色の花を咲かせるシソ科の多年草です。

その独特な姿や、古くから薬草として重宝されてきた歴史など、詳しくガイドしていきますね。


1. 「地獄の釜の蓋」という別名の由来

キランソウには「ジゴクノカマノフタ」という、少し驚くような別名があります。これには2つの説があります。

  • 形から: 根生葉(こんせいよう)が放射状に広がり、地面にぴたっと張り付いている様子が、地獄の釜に蓋をしているように見えるため。
  • 効能から: 「この薬草があれば、病気を治して地獄へ行くのを防いでくれる(釜に蓋をする)」という、優れた薬効への信頼から。

2. 特徴と見分け方

  • 草姿: 茎が立ち上がらず、地面を這うように広がります。これを「ロゼット状」と呼びます。
  • 花: 3月〜5月頃、濃い紫色の小さな唇形花(しんけいか)を咲かせます。上唇が小さく、下唇が大きく3裂するのが特徴です。
  • 葉: 濃い緑色で、冬の間も枯れずに地面に張り付いています。表面には細かい毛が生えています。

3. 生薬としての役割

漢字で「金瘡小草」と書くのは、かつて「金瘡(鉄器による切り傷)」を治すための生薬として使われていたことに由来します。

  • 効能: 鎮咳(咳止め)、去痰、解熱、消炎作用があるとされています。
  • 別名「医者殺し」: あまりによく効くため、医者がいらなくなるという意味でこう呼ばれることもあります。
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