1. 紫陽花(アジサイ)の4大種類(形の違い)
私たちがよく見るアジサイは、形やルーツで4つに分かれます。
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ガクアジサイ:額紫陽花
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由来: 中心にある小さな花(本物の花)のまわりを、額縁(がくぶち)のように大きな装飾花が囲んで咲くことから「額」の文字が使われています。
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ホンアジサイ:本紫陽花
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由来: ヨーロッパから逆輸入された「西洋アジサイ」に対して、日本で古くから親しまれてきた手まり型のアジサイを区別するために「本(ほん=本来の・本当の)」と付けられました。
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ノリウツギ:糊空木
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由来: かつてこの植物の樹皮から採れる粘液を、和紙を漉(す)く際の「糊(のり)」として使っていたこと、また、枝の芯が空洞で「空木(うつぎ)」の仲間であることからこの漢字が当てられています。
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カシワバアジサイ:柏葉紫陽花
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由来: 葉っぱの形に深い切れ込みがあり、端午の節句の「柏餅(かしわもち)」に使われる「柏(カシワ)」の葉にそっくりなことから、そのまま「柏の葉の紫陽花」と書きます。
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「紫陽花」の由来は?
アジサイを「紫陽花」と書くのは、平安時代の文人が、中国の詩人・白居易(白楽天)の詩に出てくる「紫陽花」という別の未知の美しい花を、日本の「あじさい」のことだと誤って当てはめてしまったのが始まりと言われています。
日本本来の古語(大和言葉)の語源としては、「集真藍(あづさあい)」(青い花が集まって咲くという意味)が変化して「あじさい」になったという説が有力です。
2. 色が変わる仕組み(青と赤の違い)
花の色は、もともとある「赤色の色素」に「アルミニウム」が合体するかどうかで決まります。カギを握るのは土の性質です。
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【青色】になる理由 日本の土に多い「酸性」の土では、アルミニウムが溶け出します。それをアジサイが根っこから吸い上げて色素と合体すると、青色になります。
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【ピンク・赤】になる理由 ヨーロッパなどに多い「アルカリ性」の土では、アルミニウムが土に固まって溶けません。アジサイが吸い込めないため、もともとの赤色のまま咲きます。
💡 白いアジサイ(アナベルなど) もともと色をつける色素を全く持っていないため、どんな土で育ててもずっと白いままです。

